COLUMN 2018年1月27日

【受験生応援2018】2次試験直前!現役東大生によるアドバイス ~国語編~

 受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。2次試験まで1カ月を切りました。センター試験がうまくいった人もいかなかった人も、ここからが勝負時です。東大新聞オンラインでは、受験生応援連載として、東大の2次試験のアドバイスを発信していきます。今回は現役東大生による国語の勉強法アドバイスです。


 東大の2次試験において、国語は最初の試験教科。次の試験に差し響くことがないよう、無難に切り抜けたいと願う受験生がほとんどではないだろうか。他方で、国語は漠然とした問いかけをするため、感覚に頼りがちになってしまう教科でもある。「自分の書いた答案に点数は本当に来るのだろうか。国語が原因で大崩れなんてことになったら……」という不安を拭い去り、どんな問題が出ても安定した点数を取るため、注意したいことが二つある。

 

 一つ目は、漢字や古文単語、漢文の句法などの基礎となる知識を、今一度確認すること。単純なことのようだが、「他の受験生に差をつけられないための努力」も重要なことの一つだ。漢字の書き取りや逐語訳が正確にできるだけで、合格点に大きく近づく。また、本文の理解を問う問題でも、細かな努力を通じて培った語彙や文法の理解は、得点に大きく貢献するだろう。

 

 二つ目は、明快な解答を心掛けること。これは東大内の試験において、多くの教員が指摘することだが、知識や思考過程をとりとめもなく書き散らした解答より、一つの論旨を明確に述べた解答の方が、高い評価を得るという。どんな生徒が欲しいかを決めるのは、同じ東大の教員。入試においても、採点対象になりそうな要素をとりあえず詰め込んだような解答は評価されないだろう。むしろ、答えの核となる文章を組み立てた上で、効果的な接続表現を用いながら付加的に説明を盛り込んだ方が、より明晰に見え、採点者の心証も良くなるはずだ。

 

 以上、もし参考になるところがあれば、1カ月後の試験に生かしてほしい。もっとも、一番良くないのは、他人の意見を意識しすぎて「あーでもない、こーでもない」と解答を直し続けた結果、時間を浪費してしまうこと。特に国語は、様々な「解答術」がちまたに溢れかえっているので、そうした状況に陥りがちだ。結局試験は時間との戦い。完璧ではなくても、自分なりに納得のいく解答が作成できるよう、頑張ってください。

(文Ⅰ・1年=当時)※この記事は、2017年公開の東大新聞オンライン記事からの転載です。

 

 

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