キャンパスライフ

2014年4月15日

【サークル奮闘記】10万5000人が来場するイベントを100人で運営! ~ 駒場祭委員会

10万5000。

この数字が何を示しているか分かりますか?
なんとこれは、11月に行われる駒場祭の総来場者数!
この数字は東京ドーム収容人数の約2倍であり、駒場祭が日本最大級の学園祭であることの証でもあります。

そんな、大規模な学園祭を運営するのが、駒場祭委員会です。

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そもそも、東京大学には五月祭と駒場祭という2つの学園祭があり、非日常を楽しむ貴重な機会となっています。東大の知を結集した学術企画、豊富なメニューを取りそろえた模擬店、そして質の高いパフォーマンスなど、コンテンツ満載で楽しい学園祭となっています。そして駒場祭は、本郷キャンパスで行われる五月祭と比べて、主役が1、2年生を中心とする駒場生ということもあり、明るく若々しい、そしてエネルギッシュな雰囲気であふれています!

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では、駒場祭委員会とは何なのでしょう。
一言でいえば、この大きな学園祭を一から企画し、運営する約100人の組織です。
駒場祭委員会には9つの局があります。

  • 事務局
  • 財務局
  • 組織局
  • 総務局
  • 企画局
  • 広報局
  • 渉外局
  • 環境局
  • システム局

それでは駒場祭が行われる11月までの、1年間の流れを紹介しましょう。
駒場祭委員会はなんと、その年の1月ごろから動き始めています。局の編成や運営方針など様々なことに関してミーティングが開かれ議論が戦わされます。
3月から4月にかけては、一緒に駒場祭を運営してくれる仲間を迎えるための新歓活動が行われます。説明会の内容について検討したり、説明資料などを作成したりと大忙しです。

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新歓で新たな仲間が加わった後は、5月の発足総会でいよいよ駒場祭委員会が本格始動します。各局の下にある担当ごとに仕事内容などが決定され、度重なるミーティングを経て当日まで準備を行っていきます。6月には2泊3日の夏合宿があり、そこでは皆で議論をするほか、OBOGの方にもお越しいただき、皆で親睦を深めます。

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 この時期、システム局は駒場祭ウェブシステムと呼ばれる、企画の登録などに利用されるシステムを構築することに大忙しです。また、委員会で使用されているサーバーの管理などもシステム局が担っています。企画局は、オープニングやフィナーレといった祭りの重要な部分の企画を担当するため、早くから内容を考え、少しでもみなさまに楽しんでいただけるようにと熟慮を重ねています。

 夏休みになると、広報局によっておすすめ企画の選定が行われます。おすすめ企画とは、星の数ほどある(笑)、駒場祭の企画の中かこれだけは外せないというものをピックアップしたもので、毎年ご好評をいただいております。また、渉外局も夏休みが勝負どころであり、毎日のように企業に電話をかけたり、実際に訪問したりすることで、駒場祭の活動へのご協力をお願いしております。9月には同じく2泊3日で秋合宿があります。

夏休みが終わると、駒場祭まであっという間です。企画参加者の方への説明会や、各局の進捗確認のための総会などが行われます。また、この時期には企画参加者から多額のお金をお預かりするため、財務局も責任重大になります! さらに、パンフレットの締め切りが近づくにつれ、広報局員も夜遅くまで委員会室で仕事をするようになり、ラストスパートをかけていきます。

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11月が近づくにつれ、ますますお祭りムードは盛り上がり、当日は事務局によって作成された人割りにしたがってそれぞれの役割を果たします。組織局は企画の場所を割り振ったり、イベントの時間割を決めたりします。総務局は、衛生管理や火元管理に気を配りますまた、環境局は大量に出るごみを少しでも減らせるようにと細かい分別を設け、きちんとリサイクルを行います。駒場祭期間中は、仕事が早朝から深夜にまでわたるので、校内の宿泊施設で寝泊まりをします。もちろん、最終日は疲れもでてきますが、それまでの準備と祭りにかける熱い思いによって最後までやり遂げます!

komasai6.jpg このように、様々な局があり、それらすべてが協力し合っているからこそ、駒場祭を開催することができます。もちろん、それぞれの業務は大変なものもありますが、様々なことを経験する中でいろいろな技能を手に入れることもできます。駒場祭当日は、10万人という来場者に対し1000分の1にも満たないという、他大と比べても圧倒的に少ない人数の委員によって運営を行うため、とても忙しい3日間を過ごすことになりますが、駒場祭全体で咲き乱れる笑顔を目の当たりにした際の達成感は何事にもかえがたいです。それもそのはず、駒場祭をつくってきた一員なのだから…。

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駒場祭という一つの目標に向けて全員が一致団結し、充実して楽しい学生生活を送れる駒場祭委員会。わたしたちは、一緒に駒場祭を支えていける仲間を待っています!

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