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2019年7月13日

海外大学院留学説明会@東京大学「知は国境を越える」2019年7月21日

 「海外の大学院に興味があるが何から準備を始めれば良いか分からない」。こんな悩みを抱える学生も多いのではないでしょうか。今回は、現在米国のマサチューセッツ工科大学に留学中で、海外大学院留学説明会に登壇する田主陽さんに、説明会について寄稿してもらいました。


 7月21日(日)、本郷キャンパスの工学部2号館213教室にて、海外大学院留学説明会が開催される。 本部卒業生課と米国大学院学生会の共催で年2回行われている本説明会には毎回200名近くの参加者があり、在学生からも関心の強いイベントだ。説明会では6人の留学経験者が登壇し、学位取得を目的とした海外の大学院の正規課程への留学について様々な観点から情報を提供する場となっている。

 

画像は田主さん提供。

 

 「知は国境を越える」をキャッチコピーとして掲げる今回の説明会の特徴は、6人の登壇者が全員東大のOBまたはOGであることだ。一般参加も可能だが、同じ大学の先輩が海外大学院への進学を志した経緯について生の経験談を聞くことができる東大生にとっては特に得るものが多いだろう。今回の登壇者は様々な分野、留学先からバランス良く選定されているため、参加者は自分に近いバックグラウンドの登壇者を見つけてロールモデルとすることができるはずだ。

 

 二部構成の説明会の前半では、東大を卒業後アメリカのトップスクールに進学した3名の留学経験者が、その経験を元に学位留学のシステムや留学先での生活について語る。後半では主に留学準備に関する3つのテーマを設定して講演とパネルディスカッションが行われ、海外大学院出願に関連した実戦的な内容がメインとなる。

 

 なお、講演会の終了後に19時まで工学部2号館展示室で懇親会の開催も予定されている。登壇者からよりインフォーマルな形で話を聞くことができる機会であり、個人的な相談や質問をしたい場合は参加するとよいだろう。

 

第1部 大学院留学経験者による講演会 14:00〜15:10

 

 講演会のトップバッターを務めるのは、理学部化学科出身でマサチューセッツ工科大学に在学中の田主陽さん。 日米の大学院のシステムの差や短期留学・交換留学との違いなど、学位留学についての基本的な情報が網羅される。続いて、工学部化学生命工学科出身でカリフォルニア工科大学に在学中の尾花満衣子さんが、学位留学中の生活をテーマに講演を行い、 アメリカの大学院に進学した場合に待っている授業、試験、TAなどの体験それぞれについて、時系列に沿って細かく語ってくれる。第1部最後の講演者は、理学部物理学科を卒業後カリフォルニア大学バークレー校に進学して博士号を取得した渡辺悠樹さんだ。 今回の登壇者の中で唯一既に学位留学を終え、現在は東大の工学系研究科物理工学専攻の准教授という渡辺さんからは、学位留学後の就職活動、日本とアメリカでのキャリアの比較についての講演がある。

 

第2部 大学院留学準備に関する講演とパネルディスカッション・質疑応答 15:20〜17:00

 

 最初のテーマは「出願準備と合格の決め手」で、経済学部出身で今秋からマサチューセッツ工科大学に進学予定の菊池信之介さんがコーディネーターとして新鮮な出願経験を語ってくれる。続いてのセッションは「英米の大学院の違いと進学先の選択」。 法学部出身でアメリカとイギリス両方の大学院に出願した経験を持ち、現在はオックスフォード大学に在学中の向山直佑さんの進行の元、英米の大学院のシステムの違いについて議論が行われる。最後に、文学部出身で今秋からオックスフォード大学に進学予定の広本優佳さんの進行で「必要とされる英語力と勉強法」についてディスカッションを通じて情報提供が行われる 。パネルディスカッション終了後は、残った時間で参加者との質疑応答のコーナーも設けられる予定だ。

 

▽基本情報▽

7月21日(日)14:00〜17:00、東京大学本郷キャンパス 工学部2号館213教室で。参加費は無料で、社会人の参加も可能。事前登録(推奨)は下記の米国大学院学生会ホームページより。

http://gakuiryugaku.net/seminar/1263

 

▽問い合わせ▽

社会連携本部卒業生部門

https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/alumni/support-programs/advisory.html

 

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