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2015年12月1日

東京大学新聞社、公共哲学カフェ共催 近くて遠い存在を脱却

東京大学新聞社と、文京区の市民団体「未来の文京区をひらくゆるやかなネットワーク」がアカデミー向ヶ丘で6日、市民同士での対話と議論の場を提供する「公共哲学カフェin本郷」を共催した。学際的な観点から人々に社会的な活動への参加や貢献を呼び掛ける公共哲学が専門の宮﨑文彦特任研究員(千葉大学)による司会進行で、東大生と区民合わせて25人が「文京区民×東大生の『共働』の在り方」をテーマに議論した。

 

公共哲学カフェ写真

意見を出し合い紙に集約する(撮影・藤田和志)

 

 「文京区の問題を、思いつく限り書き出して」という宮崎特任研究員による呼び掛けを受け、住民からは「学生と交流できる場がない」「大学での講演会を聴講してみたいが、情報がない」との声が出た。一方で東大生からは「外で食事をしたいが、おいしい店がどこなのか分からない」「町内活動に参加したいが、情報がない」などの声が挙がり、大学と文京区民の間のコミュニケーション不足が浮き彫りとなった。参加住民からは「東大生の方々には、学生が地元社会に及ぼす影響の大きさをもっと認識してほしい」という意見が聞かれた。

 イベントの詳しい様子はこちら→ 「東大生×文京区民で解決できること」公共哲学カフェin本郷で町の問題を考える

 

 

この記事は、2015年11月24日号からの転載からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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