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2016年6月11日

【部員が見る軟式野球⑩】春季リーグ最終戦に勝利し連敗ストップ 5位で終戦

軟式野球部春季リーグ戦第10戦vs慶應義塾大学(5月19日)

東大先発の相良投手(写真は軟式野球部提供)
七回一失点と試合を作った東大先発の相良投手(写真は軟式野球部提供)

 

慶應 0 0 1 0 0 0 0 0 0 | 1

東大 0 0 0 2 0 2 0 0 × | 4

 

 先日の試合で五連敗を喫した東大は、五位が確定した状態で春季リーグ最終戦を迎える。この試合ですでに引退が決まってしまっている四年生のためにも必勝したい東大は、慶應に対して四年生投手相良(経・4年)を先発に立てる。

 一回表、相良(経・4年)は先頭打者を打ち取るも次打者に右前安打を許す。しかし、相手の積極走塁に対し今季初出場の捕手西池(理Ⅱ・2年)が盗塁を刺し相手に思い通りの攻撃をさせない。その後二連続四球を出すも最後は三振に抑え、無失点で切り抜ける。続く二回もニ死から二連続四球を出すも、持ち前の打たせて取る投球を見せ、この回も相手の得点を許さない。

 しかし三回、先頭を三振に抑えるも、続く打者に打撃妨害を与えさらに失策もからみ一死二塁とされると、四番打者に右二塁打を打たれ一点を失う。次打者も失策で出塁され一死二,三塁の危機が続く。この状況に対し四年生相良(経・4年)は動じることのなく後続二人を打ち取って、この回を一失点で終える。

 相良(経・4年)の粘りの投球に応えたい東大は四回裏、一死から二番吉永(理Ⅰ・2年)が死球をもらい、三番永幡(工・3年)が右前安打放つ。続く四番大川(工・3年)も死球をもらい一死満塁の好機を作る。ここで四年生の片山(経・4年)の打球が相手の失策を誘い二点を奪取し、逆転に成功する。六回には先頭の永幡(工・3年)が中前安打で出塁すると続く四番大川(工・3年)が右三塁打を放ち一点、さらに続く片山(経・4年)の内野ゴロの間にもう一点追加する。打線の援護をもらった相良(経・4年)は要所を締め、七回一失点で降板する。後を託された三年生主戦投手大川(工・3年)が八回、九回をしっかり無失点に抑え、試合終了。最終戦を勝利で飾った。

 春季リーグを五位で終えた悔しさを次の秋季リーグにつなげられるよう、新チームとして鍛錬を積んでいきたい。 

 

軟式野球部 吉永 健太朗(理Ⅰ・2年)

 

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