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2016年10月21日

【部員が見る軟式野球⑥】過密日程の初戦は早大に惜敗

軟式野球部秋季リーグ戦第6戦vs早稲田大学(10月11日)

 

早大 0 0 0 1 0 0 1 0 0 | 2

東大 0 0 1 0 0 0 0 1 0 | 1

 

7回2失点と好投した西野投手(写真は軟式野球部提供)
7回2失点と好投した西野投手(写真は軟式野球部提供)

 

 東日本大会への出場を目指す東大は、一週間に三試合という過密日程の幕開けとなる早稲田戦に、一戦必勝の思いで臨んだ。この試合、東大は一年生投手・西野(文Ⅲ・1年)を先発に送り出す。

 

 一回表、西野は早稲田打線を三者凡退に切って取る素晴らしい立ち上がりを見せる。続く二回表は二死から四球で出塁を許し、盗塁に野手の悪送球が重なり失点の危機を迎えるも、三塁手吉井(経・3年)の好返球もあり得点を許さない。

 

 好投の西野を援護したい東大は三回裏、先頭の松本(文Ⅲ・2年)が死球で出塁し、続く西野がしっかり送ると、一番大川(工・3年)の右前安打に相手右翼手の失策が重なり1点を先制する。しかし直後の四回、一死後死球で相手に出塁を許すと、二つの盗塁で二死三塁とされ、相手四番打者の中前安打により同点に追いつかれる。しかし東大先発の西野はその後六回まで完璧に早稲田打線を抑え込む。

 

大川選手の安打から先制点が生まれる(写真は軟式野球部提供)
大川選手の安打から先制点が生まれる(写真は軟式野球部提供)

 

 好投の西野を援護したい東大は五回裏、一打同点の好機を作る。二死後、四球と安打により一・三塁の好機を作るも、相手先発に代わって登板した畔上の好救援の前に無得点に終わる。すると七回表、早稲田の先頭打者に四球を与えると、進塁打により一死二塁とされ、右前に落ちる不運な安打により勝ち越しを許してしまう。

 

 しかし東大はその裏、先頭の新造が安打で出塁し盗塁で二塁に進むと、続く吉永(理Ⅰ・2年)も安打で続き、さらに盗塁を決め無死二・三塁の好機を作る。しかし、相手投手畔上に後続が抑え込まれ無得点に終わる。しかし諦めない東大は八回裏、先頭の大川が右前安打で出塁すると、続く大音(工・3年)の打球が野選を誘い、無死一・二塁の好機を作るも、後続が打ち取られこの回も無得点に終わる。八回表からリリーフした大川は八回に続き九回も無失点に抑え味方の援護を待つ。しかし最終回、球威の衰えない相手投手畔上の前に三者凡退に終わり試合終了。

 

 悔しい敗戦となったが、気持ちを切り替えて、明治大学との二連戦に臨みたい。

 

軟式野球部 濱野赳士(文Ⅱ・2年)

 

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