SPORTS 2018年10月20日

ア式蹴球部男子 成城大に惜敗 チャンス作るも及ばず

 ア式蹴球部男子(東京都大学サッカーリーグ2部)は10月14日、リーグ最終節となる第18節を成城大学と御殿下グラウンドで戦い、1-2で敗れた。リーグ戦での黒星は今季開幕戦以来。2部優勝を決めた中で迎えた最終戦で悔しい敗戦となった。今季の戦績は、全18試合で13勝2敗3分け。来季は東京都大学サッカーリーグ1部に昇格する。

 

 最初にシュートを放ったのは東大。前半2分、東大は右サイドでフリーキックを獲得し、細井隼選手(工・3年)が蹴ったボールに大谷拓也選手(文Ⅰ・2年)が頭で合わせるも、シュートは枠の上に外れる。開始早々にチャンスを演出したがその後、東大はなかなかボールをつなげない。8分、相手の右サイドからのアーリークロスに、頭で合わせられ先制を許した。その後も前線にボールをつなげず、相手に攻め込まれる展開が続いたが、徐々に東大がパスをつなぐようになる。東大は前半終了間際の42分、左サイド後方から右サイドへのロングパスを松本周平選手(理Ⅰ・2年)が受けると、寺山怜志選手(工・4年)にパス。寺山選手がワンタッチでつなぐと佐俣勇祐選手(工・4年)が直接ゴール左隅に突き刺した。前半を1-1で折り返す。

 

前半、右サイドを突破しようとする松本選手(右)(撮影・中井健太)

 

 後半、東大は最終ラインからボールを運び、サイドを中心に攻撃を組み立てる。12分、中沖隼選手(経・4年)の左サイド深くからのクロスを、佐俣選手がゴール前でトラップ、シュートを放つも相手ゴールキーパーに止められる。

 

後半12分、佐俣選手(写真右)がシュート(撮影・中井健太)

 

 守備では18分、ペナルティエリア内ゴール正面での相手のシュートを、内倉慈仁選手(理Ⅱ・2年)がブロック。徐々に東大が流れを引き寄せているかに見えた23分、東大がペナルティエリア付近、ゴール向かって左側でフリーキックを獲得する。細井選手が蹴ったボールは、左に曲がり変化するも、惜しくも左のゴールポストに直撃した。すると25分、この流れから相手のカウンターを受ける。相手の右サイドからのクロスが流れたところを押し込まれ、勝ち越し点を許してしまう。1点を追う東大は43分、中村知朗選手(文Ⅲ・2年)のハーフウェイライン手前からのスルーパスに和田爽選手(理Ⅰ・2年)が抜け出し、シュートに持ち込むが枠の右にそれた。東大は最後まで攻めるも、リーグ最終節を勝利で飾ることはできなかった。

 

後半、ヘディングでゴールを狙う寺山選手(写真中央右)(撮影・中井健太)

 

◇山口遼学生コーチ兼選手(工・4年)の話

━━今日の試合、振り返ってみてどうか

 けが人が多いなかで、ディフェンスラインの選手を大きく変えなければいけなかった。選手が変わる部分で難しいところがあった。

 

━━前半、なかなかボールをつなげない場面があった。後半、どのように改善したのか

 ロングキックに対する相手のヘディングが強かった。後半途中からになるが、自分を含めて選手交代でビルドアップ(攻撃の組み立て、後方から前線へのボールのつなぎ方)の部分を強化し、自分たちがボールを持つ展開を作ろうとした。

 

━━後半、攻めている中でカウンターから失点した。点を取るのに足りなかったものは何か

 相手が中央を固めている中、自分達がサイドからの攻撃に誘導されてしまうと相手が待ち構えている中で攻撃するしかなく、難しい。中央の選手がより良いパフォーマンスでボールを受けてさばけると、相手は選択肢をしぼりにくいと思う。

 

━━今季、リーグ優勝を決められた強さの秘訣(ひけつ)は

 攻守一貫した戦い方を練習から選手に落とし込んでいった。攻撃だったらボールをしっかり持つ、守備ならボールを奪われた後すぐ奪い返すなど。良い練習をしっかりできたところが秘訣だと思う。

 

━━来季に向けて

 今季中心だった4年生の中沖選手、日野選手が抜けることは大きく、チームとしても戦い方を変えなくてはいけない。厳しい1部での戦いだが、チームとしてやるべきことを統一し、そのやり方の中で個人個人が伸びていけばいい戦いができると思う。公式戦では選手には、プレッシャーがかかる。各選手が苦手な部分を練習の中で改善していくしかない。選手には良い準備をしてこれまで以上に良い選手となって臨んでほしい。

 

◇中沖隼前主将の話

━━リーグ優勝を果たした今季を振り返ってどうか

 開幕戦(亜細亜大学戦)で敗れ、振るわなかった昨季のことが頭をよぎった。次の試合でライバルの一橋大学に勝ってから波に乗り、前節まで負けずに来られた。(今季18試合でわずか2敗という)結果だけ見れば簡単なことだが、勝ち続けるというのは追いかけられるということで、すごく精神的に苦しかった。選手、コーチそれぞれが役割を持って、みんな精神的に苦しい中で声を掛け合って支えあってこられたことが、今季の圧勝、優勝につながったと思う。

 

━━来季、後輩である選手たちに期待するものは何か

 僕らの代には、(才能あふれる)タレントは全然いなかった。それに比べると、1年下、2年下の代には、本当に良い選手がそろっている。これを考えると、来季1部でも戦っていけると思う。彼らにはもっと成長して自分達を超えて活躍して、いい試合をしてほしい。関東リーグにも挑戦できると希望ではなく、本当に思っている。心から頑張ってほしい。

後半、左サイドで仕掛ける中沖選手(左)(撮影・中井健太)

 

◇松坂大和主将(農・3年)の話

━━来季に向けた意気込みを

 自分が1年生のとき、東大は(東京都大学サッカー)1部リーグで戦っていた。自分も試合に出場したが、降格してしまいとても悔しい思いをした。その時の先輩、またこれまでの先輩の思いを背負って、関東リーグへの昇格を目標に戦いたい。試合を見に来てもらえたり、結果を見てもらえたり、いろいろな人に気にかけてもらえる部にしていきたい。

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