EVENT 2016年6月30日

五月祭でVR体験 95%の人が「好感をもてる」

 現在話題となっているVirtual Reality(仮想現実、以下VR)。

 ヘッドギアにスマートフォンを装着し、3次元空間を映像や音響で体験できるものだ。今年はVR元年とも言われ、各メーカーが製品をリリースしているが、未だに消費者がVRを体験できる機会は少ないのが現状だ。そんな中、5月14、15日に開催された五月祭でVR体験を提供する企画があると聞き、取材に訪れた。

 

 このVR体験を用意したのは、海外旅行サークルSailによる「トラベラーズカフェ」。「世界を感じられるカフェ」をテーマに、内装に工夫が凝らされている。

 

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 海外で調達してきたTWININGSやFortnum & Masonなど英国の紅茶や、シルクロードで産出されている茯茶(フーチャ)などが提供され、店内は家族連れでにぎわっていた。VR体験は「世界を感じられるカフェ」というコンセプトの一環で提供された。使用された機器はGalaxyを活用した“Gear VR”だ。 通常スマートフォンとして使用しているGalaxyのスマホをGear VRに装着するだけで、あたかもその場にいるような没入感を360度楽しめる。かなりの高画質で、「ヴァーチャル」であることを感じさせないほどのクオリティに仕上がっている。

 

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 提供されていたコンテンツは二つ。「Google street view」と「Oculus Video」だ。Google Street Viewでは、ヘッドセット側面のタッチパネルを操作することで、登録された世界各地の360度画像を楽しむことができる。上下左右に広がる景色の臨場感を楽しみながら、実際に現地へ旅行してみたい思いがかきたてられた。もう一方のOculus Videoは360度動画を提供するコンテンツである。静止画像とはまた異なる迫力があり、とくに断崖絶壁での綱渡りにチャレンジしている人の視点から撮影した動画では、足元を見て、思わず椅子から立ち上がってしまいそうになるほど、没入感があった。

 

 体験後に取られたアンケートによれば、VRデバイス(ヘッドセット、ゴーグル)を実際に購入・予約したことがある人は1.9%に過ぎず、VRという言葉自体を知らない人も約20%見られた。

 一方、今回VR体験をしてみて、VRに好感をもてるようになったと答えた人は全体の95.7%にもおよび、体験することでVRになじむことができるようだ。体験してみて、VRデバイスを「ぜひ買いたい」「機会があれば買いたい」と答えた人も6割以上に上った。

 VR元年の今年、VRをどれほど市場に浸透させることができるかどうかは、「体験」を提供できる場をどれほど用意できるかにかかってくるだろう。

 

体験動画(再生画面の左上の十時ボタンをクリックすることで、視野を360°に振り向けることができる)

 

※Gear VR対応機種はGalaxyのWEBサイトにてご確認ください。
http://www.samsung.com/jp/product/gearvr/

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