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2021年10月11日

【東京六大学野球】明大戦 大敗の悪夢、なお覚めず

 硬式野球部(東京六大学野球)は10月9、10日、明治大学とリーグ戦を戦い、1回戦は9―0で、2回戦は0─22で2戦ともに完封負けを喫した。1回戦、投手陣は小刻みに点を奪われ9失点。打線は散発4安打と沈黙した。2回戦は明大打線が爆発。22失点に東大は無得点と、大きく突き放された。(取材・清水央太郎、川北祐梨子)

 

1回戦(10月9日) 小刻みに失点を重ね完封負け

 

明大|201010122 | 9

東大|000000000 | 0

 

 この日の先発は期待の速球派左腕鈴木健(理Ⅱ・2年)。一回、早いカウントから積極的に振ってくる明大打線に4安打を浴び、いきなりの2失点。三回にも1点を失い、続く四回からはエース・井澤駿介(農・3年)に継投。井澤は七回までの4イニングを自責点1に抑える好投を披露した。

 

 なんとか投手陣を援護したい打線は、一回、二回に得点圏に走者を進めたものの、あと一本が出ず無得点。その後は尻上がりに調子を上げる明大先発の竹田祐を前に九つの三振を喫し無得点と攻めあぐねた。

 

 5点ビハインドの八回からは松岡由機(文I・2年)が登板。二死を簡単に奪ったものの走者を一人背負うと、ヤクルトからドラフト2位指名を受けた明大3番・丸山和郁にダメ押しの2点本塁打を浴びた。九回にも代わった柳川貴宏(薬・4年)が味方の失策も絡まって2点を奪われ、最終的には9―0と悔しい力負けとなった。

 

ヤクルトからドラフト2位指名を受けた丸山に2点本塁打を浴びた松岡由機(撮影・安部道裕)

 

2回戦(10月10日)打線爆発の明大、沈黙の東大

 

東大|000000000|0

明大|521110030X|22

 

 先攻の東大打線は一回、二回と三者凡退。一方の明大打線は東大の先発・奥野雄介(文・4年)を捉え、初回に2本の本塁打を放つ。二回までに7得点と、上々の滑り出しを見せた。

 

 東大の見せ場は三回表。松岡泰希(育・3年)が四球で出塁すると、8番・阿久津怜生(経・3年)が中前打を放ち、無死一、二塁の好機をつくる。その後走者を三塁まで進めるも、得点を決める一打が出ず、攻守交代となった。

 

この試合東大に初安打をもたらした阿久津(撮影:安部道裕)

 

 四回裏、明大の打線が爆発する。東大3番手の松岡由機、4番手の西山慧(工・3年)の奮闘むなしく、明大打撃陣は、3本の二塁打など、バットの芯で完璧に捉えた安打を連発。この回11得点と、ビッグイニングを演出した。

 

 五、六回で無失点の踏ん張りを見せた西山や、暴投を体で止め、捕逸0の気迫のプレーを見せた松岡泰希、2年生ながら安打を放った別府洸太郎(理I・2年)など、輝く選手の姿もあったが、チームが勝利の輝きを取り戻すまでには厚い壁がありそうだ。

 

五、六回で無失点の踏ん張りを見せた西山(撮影:安部道裕)
打撃で実力を見せた2年生・別府(撮影:安部道裕)

 

 東大はこの2試合で5失策と守備からリズムをつくることができなかった。また打線も直近4試合でわずか1得点と元気がない。7点を奪い逆転勝ちを収めた立大2回戦のように、守りからリズムをつくり接戦に持ち込み打線を奮起させることが勝利の鍵となりそうだ。

 

・井手監督のコメント

「明治戦、早稲田戦のリベンジが果たせず、2試合完敗でした。今期は4週連続の週末試合という変則日程ですが、学生生活を本分として、その合間を縫っての練習と週末試合は私の想像以上に選手の体力を奪っているのかも知れません。プロ野球は週6試合ですが、選手がやるのは野球だけだし、力の抜き所もあります。学生達は大差の試合でも最後まで体力、精神力を出し尽くしています。1週空いての法政戦が今年の総決算、成果を出します」

 

・大音主将のコメント

「接戦や僅差の試合に持ち込まないと勝機が見出せないのですが、ここ最近は守備で粘って打撃で食らい付くことができていません。再来週はラストになりますが、やれることは全やって臨みたいです」

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