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2022年10月5日

【六大学野球】慶應戦 井澤・松岡両投手の意地の投球で勝利呼び込む

 東大硬式野球部(東京六大学野球)は9月17日、慶應義塾大学とリーグ戦1回戦を戦い、4─3で勝利した。副将宮﨑湧(育・4年)が復帰した打線は勝負強さが光り7安打4得点。投手陣は先発のエース井澤駿介(農・4年)が6回を2失点にまとめると、リリーフの松岡由機(経・3年)がリードを守り切った。慶大に勝利したのは2017年秋季以来5年ぶり。(取材・安部道裕)

 

勝利の瞬間、ベンチから飛び出す東大ナイン(撮影・安部道裕)

 

東大|100020100|4

慶大|100010010|3

 

昨年王者慶應と激突 互角の展開に

 

 初回、プロ志望届を提出した阿久津怜生(経・4年)が自慢の足で魅了する。内野安打で出塁すると盗塁で二塁へ。さらにはワイルドピッチで一気に帰還。足で1点をもぎ取った。その裏、先発の井澤は相手に苦しい投球を強いられ三つの四球を与えると犠飛で1点を返される。その後試合は投手戦の模様を呈し、両者得点を奪えない互角の展開が続いた。

 

快足を飛ばして一気に本塁へ帰還した阿久津(撮影・安部道裕)

 

 先に均衡を破ったのは東大。五回表、2本の安打で2死一、三塁の好機を演出すると、慶大捕手が後逸。勝ち越しとなる1点を奪った直後、2番林遼平(経・4年)の左前適時打も飛び出し、この回もう1点を追加する。

 

ラストシーズンで獅子奮迅の活躍を見せる林遼(撮影・安部道裕)

 

4年生の”意地”が勝利を導く

 

 しかしその裏、慶大の4番萩尾から右翼スタンドに突き刺さるソロ本塁打を浴び、東大に傾きかけた流れを戻される。先発の井澤には疲れの色が見え始め、六回裏には2死満塁のピンチを迎えた。ここでタイムがかかり、捕手の松岡泰希(育・4年)と井手監督がマウンドへ。投手交代かと思われたが、この場面を井澤に託す。その井澤は監督の期待に応え、慶大2番朝日を捕邪飛に打ち取り無失点で切り抜けた。

 

捕邪飛をしっかりとつかみ、絶体絶命のピンチを凌いだ(撮影・安部道裕)

 

 七回表、1死二塁の場面で打席にはこの日戻ってきた副将宮﨑。エースの踏ん張りに呼応するように、右適時二塁打を放ち値千金の追加点を奪う。

 

復帰戦で適時打を放ち、拳を掲げる宮﨑(撮影・安部道裕)

 

 七回に井澤からマウンドを引き継いだ松岡由は八回裏、無死から右中三塁打を浴び、犠飛で1点を献上。その後も単打で出塁を許すと、1点を追う慶大は代走を起用し盗塁を仕掛けてくるが強肩の捕手、松岡泰がそれを許さない。1点リードで運命の九回裏を迎えた。

 

 九回を任されたのは引き続き松岡由。テンポ良く2死を奪うが、慶大3、4番に連続で安打を許し2死一、二塁のピンチを招く。長打でサヨナラ負けの可能性もある場面でも、松岡由は慶大5番山本に臆せず勝負を挑むと、見事右飛に打ち取り勝利をつかみ取った。

 

1点を守り切った松岡由(中央)を讃える(撮影・安部道裕)

 

井手監督のコメント

 

 秋のリーグ戦第2週、慶應との初戦に勝つことができました。明治戦での攻撃力をキープできて先攻し、井澤と松岡由がリードを守り切ってくれました。4年生として最後のシーズン、宮﨑、阿久津、林遼が攻守で良い働きをしてくれました。松岡の盗塁阻止も貴重なプレイでした。今の戦い方を続けて、慶應から勝ち点を取りたいと思っております。

 

松岡主将のコメント

 

 勝ち点へ向けてまず一勝できて良かったです。今日が勝負どころと思って臨んだ試合で結果を出せたことがまずチームの成長だと思います。何としても勝ち点奪取したいと思います。

 

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