スポーツ

2021年12月28日

東大運動部の選ぶ今年の漢字&ベストショット 〜競技ダンス部・水泳部競泳陣〜

 

 新型コロナウイルスが昨年に引き続き猛威を振るった2021年。感染拡大防止のため、一部の大会が中止になったり練習が制限されたりとさまざまな制約があったが、その中でも輝く東大運動部の姿が見られた。今回の企画では七つの運動部に今年1年を振り返ってもらうとともに「今年の漢字」と「ベストショット」を選んでもらった。「没・輝」「楽」「土」「一」「昇」「挑」「遂」、部員の笑顔がまぶしいワンショット。それぞれの部の個性あふれる今年の漢字とベストショットを通して東大運動部の2021年が見えてきた。(構成・安部道裕)

 

競技ダンス部・阿部さん 河合さんペアは「没」と「輝」

 

 競技ダンス部の阿部大輔さん(文III・2年)、河合多恵さん(日本女子大学3年)ペアは、今年の全日本学生選抜競技ダンス選手権で優勝した。

 

 1年間の活動を振り返り、阿部さんの選んだ漢字は「没」。大学から始めた競技ダンスに「没頭」したが、かえって自分の技術・表現の限界に直面し「ボツを突き付けられた気がしました」。一方で河合さんは「輝」という漢字を選んだ。「きつかったなどいろいろな感想がある中で一番強く思うのは、自分たちは輝いていたなということです」

 

 今年のベストショットは、夏の全国大会優勝時に、いつも近くで応援してくれた同期と撮った1枚。疲労より達成感や優勝の喜びが勝っていたという。

 

 経験不足を練習量で補いダンスに全てを懸けようとする阿部さんと、部の活動以外の生活も楽しみたい河合さんは、意見の不一致からペアでの練習を休んだ期間もあったという。この期間に互いと向き合い、信頼関係を築き上げてからは練習に力が入った。2人で同じ理想を目指す難しさを感じつつも「毎日が夢のような1年でした」

 

夏の全国大会で優勝し同期と喜びを分かち合う(写真は河合さん提供)

 

水泳部競泳陣・大川さんは「楽」

 

 大川和真さん(医・3年)は 10 月、50m 自由形で、水泳部競泳陣の中でただ一人日本インカレ(インカレ)への出場を果たした。

 

 大川さんの選ぶ今年の漢字は「楽」。0.6秒以上タイムを縮める快進撃を見せたこの1年をまず「楽しかった」とした。成長の秘訣(ひけつ)は競泳陣の富永航平監督の「楽に泳げ」との助言。「おかげで泳ぎに伸びが増し、自己ベストを次々と更新できました」と恩師へ深く感謝した。「楽」の象徴としてもう一つ、8月の関東インカレ(関カレ)で日々競り合った先輩らと出場した 800mフリーリレーを挙げる。競泳陣の男子3部での優勝決定後の競技だったため、プレッシャーもない。「引退する先輩方と最後に泳げて楽しかったです」と笑顔を見せた。

 

 次の目標は3月の国際大会日本代表選手選考会への出場。いわゆる「世界水泳」の日本代表を決めるハイレベルな大会だ。そして来年は、大川さんにとって最後のインカレや関カレもある。「後悔のない1年間にしたいです」と気を引き締めた。

 

関カレのリレー後。右から競泳陣前主将の興津亨祐さん、引退直前にインカレ出場相当のタイムを出した小髙滉人さん、「1年生のエース」とされる笠原颯太郎さん、大川さん(写真は大川さん提供)

 

【記事修正】2022年5月6日午前10時35分 「夏国公立大学学生競技ダンス選手権大会ラテンの部、サンバの部で優勝した」を「全日本学生選抜競技ダンス選手権で優勝した」に修正しました。

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