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2021年7月5日

東大の学内接種、当初の計画を大幅変更 「枠は十分確保」も実際は希望数に足りず

 東大は7月5日、新型コロナウイルスワクチンの学内接種を当初の予定通りには行えず、計画を大幅に見直すと発表した。学生・教職員に対し「早めの接種が可能であれば、自治体等での接種も」検討するよう呼び掛けている。政府が6月25日に職域接種の新規申請の受け付けを停止したことを受け、国に東大へのワクチンの供給数を再度確認したところ、当分の間安定的な供給を受けられないと分かり、計画を大幅に変更したという。

 

 東大が、学生・教職員へのワクチン接種を7月上旬から本郷キャンパスで開始すると最初に発表したのは6月16日。東大は、東京大学新聞社の取材に対し25日「接種希望調査をもとに、希望する学生、教職員等すべてが本学で接種を受けられるようにワクチンの確保を進めています」と回答しており、1日から学部生の接種予約を開始すると通知した30日時点でも「予約枠は、接種期間中において十分に確保されています」としていた。しかし5日に東大の担当部署に取材したところ、実際には希望者全員に対する予約枠の確保ができているわけではなく、確保が見込まれているワクチン数に対する予約枠の用意ができているにとどまっていることが判明した。取材時点で600個のワクチンが既に東大に到着。現時点で予約が確定している8日からの接種については、当初の計画通り実施するという。東大で1回目のワクチンを接種した構成員が、ワクチンの供給不足により2回目のワクチンを適切なタイミングで受けられない可能性についての認識も尋ねたが、回答を保留された。

 

 2日には、8、9月から留学を開始する予定の教養学部・総合文化研究科の学生のうち、現状ワクチン接種の機会がない者を対象とした接種の実施も発表。慶應義塾から供給を受け、10・12〜17日の7日間、1日当たり最大10人ずつの実施が可能だという。申請締め切りは5日。

 

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