スポーツニュース

2025年6月21日

東大エース・渡辺向輝「悔いのないよう挑みたい」プロ志望届提出へ

 18日、硬式野球部の渡辺向輝投手(農・4年)は自身のXで「プロ志望届に関して」と題した文章を投稿し、プロ志望届を提出する意思を固めたことを明らかにした。 

 

 渡辺は3年次となる2024年春のリーグ戦から登板を積み重ね、24年秋からは先発の軸として定着した。同リーグの法大2回戦では2失点完投で勝利投手となった。25年春は1回戦5試合に先発し、0勝5敗・防御率4.91という内容だった。通算成績は1勝9敗・防御率4.34。 

 

 渡辺はアンダースローの奇抜なフォームから投球し、打たせて取るピッチングを武器にする。球速は速くなく奪三振こそ少ないものの、巧みなコントロールで的を絞らせない技巧派だ。試合の序盤は安定した投球が多く、今春も先発として試合を作ってきた。試合の後半こそ多少崩れることがあるものの、東大のチーム事情で崩れるまで交代を引っ張られることが多いため、先発として防御率以上の働きをしていると言って良いだろう。 

 

 渡辺は大学日本代表選考合宿に招集されることをプロ志望の基準としてきたが、5日にメンバーが発表され渡辺も東大からは唯一招集されていた。 

 

 硬式野球部の4年生でプロ志望を明らかにしたのは、すでに表明している酒井捷外野手(経・4年)に続き2人目。東大からプロ野球入りを果たせば、2017年ドラフト7位で日本ハムに入団した宮台康平投手以来となる。 

 

 プロ志望届は高校生または大学生がプロ野球ドラフト会議での指名を希望する際に、所属に応じた連盟に提出する届け出。届の提出がなかった場合は、大学生の場合、就職希望とみなされドラフト会議で指名されることはない。  

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