キャンパスライフ

2020年9月19日

【オンライン五月祭おすすめ企画10選】⑥見える世界、見えない世界

 史上初の全面オンライン開催となった本年度の五月祭。どこからでもアクセス可能なのを生かし、普段は参加しないような企画にもぜひ参加してみてはいかがだろう。今回は約110の企画の中から、個性豊かな10の企画について、各担当者に寄稿してもらった。
(ロゴ、写真は特記なき限り各団体提供)

 

見える世界、見えない世界

UTaTané

企画ページはこちら

20、21日 終日

【こんな人におすすめ 】
作って考えながら、新たな科学を発見したい人

 

「見えない」科学を楽しく学ぶ

 

 ソーシャルディスタンス、接触8割削減……。昨今のコロナ禍ほど、人々の行動が科学に左右されたことは過去なかったでしょう。ですが感染の拡大予測は不確実性が高く、曖昧さを伴います。科学的検証なき断定調の情報も錯綜し、情報伝達は時にデマや噂に阻まれました。科学や情報への依存を高めたコロナ禍は、科学の脆弱性も浮き彫りにしたといえましょう。

 

 そんな科学と私たちの関わり方を、体験型の展示を通して考えていく企画がUTaTanéの「見える世界、見えない世界」です。UTaTanéが目指すのは、単なる知識の伝達にとどまらない科学の伝え方の探究。参加者に寄り添った対話デザインを生み出すべく、学園祭のほか、学内外で多くのイベントに出展し活動の幅を広げています。

 

 

 学問の難解さや敷居の高さとは無縁。子どもから大人まで、手も頭も動かして気軽に楽しめるコンテンツが満載です。例えば「架空商品カタログ」では、ウソやエセ科学を織り交ぜた広告をつくっていきます。騙す側を体験する中で、安全に楽しみながら科学リテラシーを学べる仕掛けです。

 

 数あるコンテンツの中には、オンライン上でのコミュニケーションの不自由さを逆手に取ったものも。身近な題材を入り口に、私たちの生活に遍在する「見えない世界」に多角的な視点から切り込んでいきます。


この記事は2020年9月15日号から転載したものです。本紙では他にもオリジナルの記事を掲載しています。

ニュース:発表の場を守る決意が原動力 五月祭、史上初のオンライン開催の舞台裏
ニュース:THE世界大学ランキング 東大は2年連続36位 トップ100に国内2校のみ
ニュース:情報理工 院試で出題ミス 合否に影響なし 
企画:〜自宅から最高の体験を〜 第93回五月祭 おすすめ企画11選
キャンパスのひつじ:めいちゃん
五月祭常任委員会によるオンライン五月祭 アクセス方法紹介

※新聞の購読については、こちらのページへどうぞ。

koushi-thumb-300xauto-242

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る