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2021年9月26日

【小社主催ハッカソン】AIを活用したアプリをゼロから作る! アイデアソンレポート

全体集合写真

 

 9月10日に東京大学新聞社主催の東大ガールズハッカソン(アイデアソン)が開催された。今回はその模様をお伝えする。(取材・川田真弘)

 

テーマは「AIで教養を広げる」

 

 東大の女子学生を対象とした、プログラミングを学びコンテスト形式でアプリを作る「東大ガールズハッカソン2021」(主催・東京大学新聞社)に向け、アプリ作りの前段階として、グループごとにアイデア出しを行い、作りたいアプリのイメージを構想する「アイデアソン」が9月10日に開催された。

 

 新型コロナウイルス感染症が流行する以前は、ハッカソン、アイデアソンは協賛企業のオフィスで行われていたが、昨年に引き続き今年も感染拡大を受けてオンラインでの開催となった。

 

 参加した23名の学生は、Zoom上で集合。冒頭、運営に携わった企業の一つであるLINEの藤原聖さんからあいさつとLINE社の紹介があった。その後、東京大学新聞社の担当者から今年のハッカソンのテーマが示された。テーマは「AIで教養を広げる」。将来AIが人間の仕事を奪うのではないかとも危惧される中、むしろ人間の側がAIを利用してより豊かな生活をつくっていこうとの趣旨だ。

 

 その後はZoomのブレイクアウト機能を使ってグループワークを開始。まずは互いの自己紹介から始め、チーム名決めを行った。アイデア出しでは、文字を書いたり付箋を用いたりしてオンライン上で情報整理ができるMiroというサービスのホワイトボード機能を利用。並行してGoogle Slidesの共同編集機能を用い、アイデアの整理を行った。

 

 まずメンバーがそれぞれ思い付いた単語を次々と書き出した。その単語を基にそれぞれが考えたアイデアをメンバー同士で紹介し合い、大きな方向性を決める。アイデアは多種多様だったが、技術的な面も踏まえつつ、アプリにしたときに面白くなりそうなものを選んでいく。並行して、アプリのサービスごとの6W2H(いつ、どこで、誰が、誰に、何を、なぜ、どのように、いくらで)を表にまとめ、アイデアを固めていった。各グループには協賛企業からのメンターが付き、議論に行き詰ったときにアイデア・技術の両面にわたるアドバイスを積極的に受けた。

 

6W2H(いつ、どこで、誰が、誰に、何を、なぜ、どのように、いくらで)を書き込むスライド。各チームは開発するアプリの6W2Hをここに書き込んでいった

 

 あるグループは「教養」とは何か? について議論した上で、ユーザーの興味を広げるにはどうすれば良いか考えた。そして、言葉や文章を検索したときに、検索結果として検索したものの反対の性質を持つものが出力されるようなアプリを考案。普段我々が触れているSNSや検索エンジンなどのインターネット環境では、検索したものと関連の高い情報は簡単に得られるが、逆に距離のある情報はなかなか入ってこない。この現状を打破し普段自分の興味と遠いところにあるものと出会うことが「教養」につながるというわけだ。

 

教養とは何か?について、アイデアをMiro上で出し合う

 

 また他のグループではクイズを出題してくれるアプリを構想。単語を入力すると関連した分野のクイズをチャットで出題してくれるアプリを作ろうと議論が盛り上がった。併せて、ユーザーの過去の使用履歴を基に趣味や好みを予測し、それに合わせた情報を表示するRecommendations API機能を使って、個人の興味に合わせた出題がなされるようにする仕組みも考案した。メンターからは、どういった層をターゲットとしてアプリを開発するのかを見極めるようアドバイスを受けた。

 

アプリの入力履歴を基に、AIが個人の興味に合わせてクイズを出題するアプリの構想についてスライドにまとめた

 

 2時間にわたるグループワークの後、成果の発表会が行われた。各グループGoogle Slidesを用いてそれぞれのアイデアをプレゼンし、他の参加者から質問を受けた。活発な質疑応答の中でアイデアはさらにブラッシュアップされていく。例えば、検索したものと正反対のものが検索結果として返ってくるアプリを考案したグループの発表に対して、他の参加学生から「正反対の意見を提示した場合、本人にとって受け入れ難いものを見ることになってしまうのではないか」といった質問が寄せられた。このような質問を通じて、アイデアに多様な視点が取り入れられていくのだ。

 

 最後に、Zoomの画面をスクリーンショットし集合写真を撮影。貴重な交流の機会として、グループごとの親睦会へと続いた。

 

 

 昨年に引き続き2年目となったオンライン開催。対面に比べ議論しづらい中でも、オンラインでさまざまなツールを用いて積極的に交流する参加学生の姿が見られた。

 

 9月16、17日に開催されたハッカソンでは、今回出し合ったアイデアを基に、実際にプログラムを組んでアプリを開発した。アイデアソンで構想したアイデアを実際の形にすることに面白さを感じるとともに、難しさにもぶつかる参加者の姿が見られた。ハッカソンのレポートは後日東大新聞オンラインに掲載予定。

 

参加学生の声

 

・アイデアを出し合う過程で自分では思い付かない発想がたくさん出てきたことや、コミュニケーションを取りながら考えていくのが楽しかったです。

 

・活発に意見を出し合うことで、一人では思い付かないようなアイデアにたどり着くことができました。

 

・メンターの方が発想のきっかけを作ったり、意見を整理したり、緊張した雰囲気を楽しいものにしてくれました。メンターの方のアドバイスで自分の思考が深まりました。

 

運営の声

 

今回は、ハッカソンを一週間後に控えた学生の皆さんに、実際に作ってもらうアプリのアイデアを考えていただきました。今回はAIの活用がテーマの一つでしたが、各チームでバーチャルホワイトボードなどを利用して考えていただいたアイデアは、A Iを上手く活用しているなという印象を受けました。ハッカソンでも頑張っていただきたいです。(東京大学新聞社担当者)

 

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