受験

2022年3月10日

【東大に合格した君へ】女子オリとは? プレオリとは? 入学までの生活準備

 

 合格からSセメスターの授業開始までは目まぐるしい。ここではオリエンテーション関連の情報を紹介する。同期間に生協入会手続きや健康診断等も実施されるが、ここでは触れていないため失念に注意。

 

※情報は39日時点のものです。最新情報は記事末尾のリンクから各団体のウェブサイトをご確認ください。

 

 3/26、27 (両日とも文理問わず、女性)

 東大女子のためのオリエンテーション(→①へ)
 3/28(理)、29(文)※諸手続日  顔合わせ&諸手続後新歓活動(→②へ)
 3/30(理)、31(文+インタークラス)  プレオリ(→③へ)
 4/1(理Ⅰ)、2(理Ⅱ・Ⅲ・文Ⅲ)、3(文Ⅲ)  オリ旅行(→④へ)
 4/3(理)、4(文+理Ⅰの一部)

 サークルオリエンテーション(対面)(→⑤へ)

 

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女子オリ(→①)の会場と諸手続当日(→②)の順路図

 

①女子の第一歩は女子オリへの参加

 

ポイント:女子オリ(東大女子のためのオリエンテーション)は3月26、27日に行われる女子新入生のためのオリエンテーション。教養学部学生自治会が開催。原則自分の都合の良い方の日を選んで参加できる。駒場Iキャンパスの11、12号館で対面開催されるが、Zoomからでも参加可能。受付では学生生活に役立つアドバイス満載の女子オリパンフレットが配布される予定だ。

 

 

 本年度は両日とも第一部13:30〜14:15(主に講演会)、第二部14:15〜15:30(主に交流会)に開催。第一部のみや第二部のみの参加も可能だ。第一部の講演会では、東大OGを招き、東大での学生生活や進路についての講演が催される。第二部では、上級生を交えた新入生同士のレクリエーションや、履修・進路・大学生活に関わるさまざまな相談ができる。科類やサークルなど所属の異なる上級生に質問したり、この場以外では接点のない人と人脈を作ったりできる点が、クラス・サークル単位の交流にないメリットだ。

 

 昨年度参加した記者の印象としては、一つのグループにつき上級生1、2人、新入生10人程度と少人数で打ち解けた雰囲気だった。これなら個人的なこと、些細な疑問でも質問しやすい。全体を通して新入生同士で会話する時間が十分にある。女子学生の少ない東大で友人ができるか不安な人は関係づくりの第一歩として活用したい。事前申し込みはこちらからどうぞ。

 

<番外編>オリ委員会、正副オリ長とは?

 

 オリ委員会(オリエンテーション委員会)は、②〜⑤の行事を統括する団体。諸々の行事の運営役となる。正副オリ長は、各クラスで1人ずつ選ばれ、クラスの責任者としてオリ旅行など新歓行事の企画・統率をする。

 

②諸手続の日には大きいリュックで

 

ポイント:諸手続は328日(I〜Ⅲ29日(文I〜Ⅲ、インタークラス)に開催。顔合わせと諸手続後新歓活動と同日。場所も諸手続の流れでOK

 

 諸手続に必要な持ち物は大学からの書類によって通知されるが、スマホと筆記用具(黒ボールペン)、飲み物の持参も忘れずに! メッセージアプリ「LINE」を事前にインストールしていくと良い。諸手続きでは「履修の手引き」や「時間割表」など大量の重要書類を受け取る。履修登録に必携の冊子のため紛失に注意。諸手続の終盤にはA4×厚み7cmの紙袋をもらうが書類は入り切らないため、大きく両手の開くリュックサックが楽。

 

 諸手続日の会費納入には、オリエンテーション委員会が一括して納入を代行する、自治会費や学友会費なども合わせた「学生諸団体会費一括納入」と、東大運動会が回収する「運動会費納入」の二つがある。具体的な納入方法は送付される書類を熟読。どちらも東大入学のために必要な手続きではないが、前者は学生生活に必須のサービスを受けるために、後者は運動部に所属するために必要だ(非運動部員向けサービスもあり)。特にオリエンテーション経費を含む前者は、払わないとその先のオリエンテーションに参加できなくなる。授業料免除者などには延納・返還・減免などの措置も用意されているため、管轄団体に適宜相談を。

 

 「上クラ」と呼ばれる同じクラス番号の上級生と連絡先を交換するのが顔合わせ。例えばあなたが文科III類11組の新入生なら、同じく文科III類11組の2年生が上クラにあたる。顔合わせで会う上クラは代表の4人のみだが、この先のプレオリや履修相談などではさらに多くの上クラと交流する。このようなイベントに参加する有志の上クラをオリターと呼ぶ。顔合わせの目的はあくまで連絡先交換のためそこまで多くのクラスメートと話す時間はないが、まずは上クラの正副オリ長の顔を覚えよう。

 

 諸手続会場である1号館を北側の出口から出ると、目の前の銀杏並木から11、12、13号館にかけてずらりとサークルのテント列が並んでいる。これが諸手続後新歓活動だ。自主的に参加する説明会と違い、歩くだけで未知のサークルと出会って視野を広げられる。各テントおよび11、12号館屋内の新歓ブースに立ち寄りながら歩くため、列を抜けるまでに1時間ほどかかる。水分補給を忘れずに。列の途中で抜けることはできないので、時間の都合などで参加したくない人はオリ委員会に相談を。

 

コロナ禍以前のサークル勧誘テント列。本年度は密集を避けて行うため実際の様子とは異なる(写真はオリエンテーション委員会提供)

 

③プレオリには履修の手引き持参

 

ポイント:プレオリ(懇親会および履修会議)は330日(理I〜Ⅲ31日(文I〜Ⅲ、インタークラス)に開催。駒場Iキャンパス内のどの教室かはクラスごとに異なるため、顔合わせで知り合ったオリターからの連絡を待とう。所要時間は2時間程度。筆記用具、スマホ、履修の手引き、時間割表、電子媒体資料を閲覧するためのタブレットやパソコンを持参。自己紹介や集合写真の撮影も予想されるので、準備したい人は注意。また、この日までに履修の手引きや時間割表に目を通しておこう。

 

 プレオリはクラスメートと仲良くなるためのイベントで、企画は正副オリ長を筆頭にオリターが準備してくれている。多くのクラスでは各クラス作成の情報冊子「オリパンフ」が電子媒体で配られるため、閲覧環境を準備しよう。またこの日に履修会議も行われる。上クラのアドバイスを聞きながら時間割を組む絶好の機会なので、この日までに気になる授業をチェックしていこう。教職課程や第二外国語インテンシヴ(集中学習)コースを取るか否かなども考えていくと相談がスムーズにできる。

 

【3月25日午後6時0分追記】各クラスのプレオリの日程はこちら

 

④今年は日帰りで実現! オリ旅行

 

ポイント:昨年まで感染症拡大の影響で中止されていた、上クラとクラスメートと行くオリ合宿だが、例年の宿泊を伴うものを日帰りのオリ旅行に縮小して開催。41日(理I)、2日(理II・Ⅲ、文Ⅲ)、3日(文I・Ⅱ、インタークラス、文系合同クラス)。中止時はキャンパス内オリエンテーションに変更の予定。常に最新情報をチェック!

 

 オリ旅行は新入生と10人までの上クラにより、クラス単位で開催される。朝9時前に集合、貸し切りバス等で東京近郊へ訪れ、18時ごろを目安として適宜解散する。参加にあたっては、当日朝の抗原定性検査、団体での夕食は避けるなどの感染対策義務がある。旅行にかかる金額はオリ委員会によるウェブサイトから確認できるようになる予定。

 

⑤今年は対面! サークルオリエンテーション

 

ポイント:サーオリ(サークルオリエンテーション)は43日(理I〜Ⅲ)、4日(文I~Ⅲ、理Iの一部)に開催。両日とも午前の部は9:0012:30、午後の部は13:3017:00で、いつ参加しても参加団体は同じ。新入生は学籍番号によって参加日時が指定される。

 

 本年度は駒場Iキャンパスでの対面開催を目指す。講義棟や屋外運動場などに各サークルのブースが設営され、新入生が自主的に巡回する方式だ。諸手続で配布される駒場の地図と照らし合わせ、事前に計画を練っておくと良い。新入生に近づくカルト団体に注意。また、いわゆる女子お断りサークルについても規制を強めている。見かけたらオリ委員会に通報を。

 

最新情報や申し込みはこちらから

 

女子オリ公式Twitter:https://twitter.com/joshiori2022

女子オリ申し込み:https://todaijichikai.org/2022joshiori_form

オリ委員会公式ウェブサイト:https://www.a103.net/ori/2022/visitor/newstudent

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