COLUMN 2019年12月16日

【東大新聞オンラインPICK UP】〜年末総集編2019〜 学内外がジェンダーに注目

 2019年最後の発行号である今回は、1年の総決算として1月1日から12月13日までに公開された記事で、閲覧数や反響の大きさから今年を象徴付けた記事をテーマごとに紹介する。興味のある記事はぜひ本文を読んでほしい。

 まずは「ジェンダー」。今年は東大のジェンダーと関係した出来事やイベントが東大内だけでなく社会的にも注目を集めた。

 

 特に反響が大きかったのが、今年度の学部入学式における上野千鶴子名誉教授の祝辞に関する「東大入学式2019・上野祝辞アンケート分析①〜④」。さまざまな境遇や立場に基づく興味深い意見が多く集まった。祝辞の評価傾向の分析は、記事「回答傾向の分析から」「回答理由の記述から」に詳細が載っている。アンケートの自由記述欄に寄せられた意見も、記事「自由記述紹介前編(ジェンダー編)」「自由記述紹介後編(強者と弱者編)」に収録。東大だけでなく社会全般のジェンダーの問題にまで踏み込んでいる。

 

 学歴社会と性差別の関係に焦点を当てたイベントも話題に。2018年12月、東大生らによる集団強制わいせつ事件に着想を得た小説『彼女は頭が悪いから』のブックトークイベントが開催された。東大新聞オンラインは、イベントのレポート記事と、著者の姫野カオルコさんへのインタビュー記事を公開。さらに、イベントを主催した林香里教授(情報学環)登壇したジェンダー論が専門の瀬地山角教授(総合文化研究科)と共にその内容を振り返った。異なる意見の衝突で紛糾する中「モヤモヤ」が残ったままイベントが終わった理由を分析した上で、イベントの趣旨と東大・東大生の目指すべき姿とは何かを考察している。

 

 続いてのテーマは「大学入試・受験」。昨年に引き続き大学入試改革、特に英語民間試験導入の是非を巡る議論が白熱し、東大新聞オンラインもその動向に注目した。記事「英語民間試験利用反対 国会請願の審査未了」では、英語民間試験導入の反対運動を主導する羽藤由美教授(京都工芸繊維大学)にインタビュー。英語民間試験の利用が抱える構造的な欠陥を追及する。その後11月に発表された英語民間試験利用延期を受け、記事「文部科学省、英語民間試験利用を2024年度以降に延期」を公開。一件に対する有識者のコメントも複数掲載し、国の対応を多面的に分析する。

 

 編集部員が自身の体験に基づき受験に有益な情報を提供する「受験生応援連載2019」も好評だった。中でも人気だったのが、記事「センター失敗談 国語と数学は侮るな! 試験後の切り替えも勝負」。試験に失敗した編集部員が自身のセンター試験直前・当日・試験後の過ごし方を詳しく回顧して、センター試験を攻略するためのポイントをまとめている。

 

 最後のテーマは「芸術」。今年は東大が輩出した、最先端で活躍する2人の芸術家に話を聞いた。

 

 1人目は、現在世間で注目を集めるアート集団「チームラボ」の創業者・猪子寿之さん。記事「猪子寿之さんが語る、チームラボのアートが目指すもの」では、チームラボの活動を通して猪子さんが作りたいアートの世界に迫る。2人目はピアニストの角野隼人さん。記事「東大で学び、音楽する 角野隼斗さんインタビュー」では、大学院生として研究にも打ち込む角野さんが見いだした学問と芸術の融合について、角野さんのキャリアから探る。

 ここで紹介したのは、東大新聞オンラインで公開されている記事の一部だ。東大新聞オンラインはこれからも、多様な視点で社会を見つめ、発信していく。

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