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2025年12月13日

東大先端研、福島高専と包括的連携協定 復興とCN担う人材育成へ 全国の高専モデルケース構築も目指す

 東大先端科学技術研究センター(先端研)と福島工業高等専門学校(福島高専)は7月3日、包括的連携協定を締結した。東日本大震災からの復興とカーボンニュートラルに対応する研究・教育人材を育成することが目的。

 

 両者は、それぞれ既に協定を結んでいるいわき市を含む三者での産官学連携をさらに深化させる。先端研が有する研究シーズや知見を福島高専の既存カリキュラムと連携させ、地域技術系教育機関として若年層の教育・研究活動を強化する。

 

 両者はこれまで、いわき市も交えて高専生が風車実機に触れて体験する風力インターンシップなどを実施してきた。これらの取り組みに加え、他分野でも教員・学生を交えた研究交流を実施していく。

 

 協定は文部科学省の復興知事業の来年度以降を見据えたもの。先端研は連携を全国の高専へと展開するモデルケースとして構築することを目指す。背景には、AI分野などの技術進展の急加速に対する時流に合った人材育成の困難さがある。今年12月開始予定の国内初となる風力発電メンテナンス人材認証制度の運用開始も視野に入れる。

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