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2021年11月18日

【ラグビー】武蔵大戦 フィジカルで圧倒し快勝

 

フィジカルで武蔵大を圧倒(撮影・安部道裕)

 

 ラグビー部(関東大学対抗戦グループB)は11月14日、武蔵大学と対抗戦を戦い、31─8で勝利した。終始フィジカル面で武蔵大を圧倒し、5トライ31得点で対抗戦3勝目を挙げた。次戦は11月28日に成城大学との対抗戦最終戦が予定されている。(取材・安部道裕)

 

東大|17 14|31

武蔵|3  5|8

 

 立ち上がりはノックオン(ボールを前に落とす反則)などミスが目立ち、波に乗り切れない東大。ノットリリースザボール(タックルされてもボールを離さない反則)を犯すとペナルティゴールを決められ先制を許してしまう。しかしこの日はフィジカル面で武蔵大を圧倒。フォワードがスクラムで押し込むと、流れるようなパスワークからウィング・垣内太朗(工・4年)が抜け出しそのままトライ。逆転に成功する。その後流れは東大へ傾き、フィジカルの優位性を生かして密集してインゴールまで押し込みさらに二つのトライを奪うことに成功。14点差をつけて前半を終えた。

 

逆転のトライを奪い喜び合う(撮影・安部道裕)

 

 前半の勢いのまま攻めたい東大だったが、一筋縄ではいかない。武蔵大も後半は息を吹き返し、ターンオーバーからトライを奪われる。なおも武蔵大の厳しい攻撃が続き、ゴールライン間際での激しい攻防となるが「ゴール前の攻防にフォーカスして今年は厳しいトレーニングを積んできた」と主将の杉浦育実(文・4年)。言葉通り気迫の守備で粘り追加点を許さない。相手の激しい攻撃をしのぐと徐々に流れを引き戻し、反撃開始。モールで二つトライを奪い、再び引き離したところでノーサイド。対抗戦3勝目をつかみ取った。

 

試合を通してスクラムの強さが際立った(撮影・安部道裕)

 

・杉浦主将のコメント

 対抗戦4勝という2018年に成し遂げた目標を再度達成するために、この試合は絶対に負けられないという熱い思いを持って臨んだ試合でした。「(試合の)入りから」というのをテーマにしてきましたが、今まで以上にそれが達成できた良い試合だったと思います。ゴール前の攻防については、どこまで諦めずにやりきれるかという気持ちの勝負で、今年のチームはそこにフォーカスして厳しいトレーニングをしてきました。その成果が出たのは良かったし嬉しかったです。この試合の勝利に慢心するのではなく自信として、最終戦の成城戦も相手を圧倒し対抗戦4勝を達成したいです。

 

・深津ヘッドコーチのコメント

 学習院大戦で悔しい思いをして、2週間その悔しさを晴らすためにチーム一丸で練習してきました。その結果が今日の勝利につながったことは何よりも嬉しく思っています。オフェンス面はフォワードがスクラムで相手を圧倒し、コンタクトプレーで優位に立てたことが一番大きかったです。バックスはフォワードの優位性を生かして外側のスペースを効果的に攻めることができればもっとスコアにつながったと思います。選手側もそこは認識しているはずなので、次戦に向けて改善していきたいです。28日の最終戦の前にBチームの以前負けた相手とのリベンジマッチがあります。そこでAチームだけでなくBチームも含めてチーム全体が士気を高めて最終戦に臨みたいと思います。

 

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