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2022年6月29日

「反発と共存の先へ。」 東京大学制作展が7月1日から東京大学本郷キャンパスで開催

 東大大学院情報学環・学際情報学府の学生を中心に、多様な学生が芸術作品を公開する、東京大学制作展Extra2022「Emulsion」が7月1〜4日に開催されます。運営に携わる学生に、イベントの概要について寄稿してもらいました。

(寄稿)


 

 東京大学大学院情報学環・学際情報学府は、第24回東京大学制作展Extra 「Emulsion」を2022年7月1日(金)から4日(月)に開催いたします。

 

 毎年7月(Extra)と11月の2部構成で開催しており、今年は久々にオフラインを中心とした展示を行う予定です。

 

 東京大学制作展は、東京大学の学際情報学府を中心に様々なバッググラウンドを持つ学生がエンジニアリング、サイエンス、デザインなど広範な分野を横断した作品を公開します。

 

 学生たちが自らの研究的な関心をもとに表現活動に挑戦する創発的実験の場として始まり、これまで回を重ねるごとに発展を続けてきました。

 

 今回のコンセプトはEmulsionです。

 

 「混ざり合わないはずの物質が、反発しながらも共存している状態をEmulsionと呼ぶ。

 

この展示会では、専門性や開催形態を超えた出会いからの創造の可能性を探る。

 

事事物物の移ろいのなかで、Emulsionは不易と流行の間に立ち、昇華する一つの視点を示せるだろうか。」

 

という想いを込めた展示になっています。

 

 作品を通じてご来場いただいた皆様に新たな視点を獲得する契機になることを願っております。

 

【作品情報】

 

作品:h(cat)=

 

 同じ空間で過ごしながら、異なる行動をみせる人と猫。人は、置かれている家具や身についている常識によって行動が決まっている。一方、猫はどうだろう? 彼らには何が見えているのか? ディスプレイでは、それぞれの行動と空気環境情報を重ね合わせている。周囲の環境に柔軟に身をゆだねる猫に、人の行動も委ねてみる。移り変わる環境の変化に対応した行動がとれるかもしれない。

 

作品:GOOD(?)BYE

 

 同じ花火を眺めることで関係をむすぶ人々や同じホワイトボードを囲って意見をまじえる会議のように「共に視ること(共視)」は私たちの生のあらゆる場面に根差している。オンラインが侵食したこの二年間で人生における大事な別れを経験したわたしは「別れ」をテーマとして「共視対話」をするオンラインワークショップを開いた。そこでは参加者全員がビデオオフ・匿名というオンラインの闇の中で二つ並んだ「焚き火」と「場を反映する絵」を共視しながら対話する。この共視はそれぞれの声に「離散」をゆるすか、「接続」をもたらすか。あるいは、その狭間でどのように揺れ動き、関わり合うだろうか。展示会場で、ワークショップのアーカイブ映像を共視しながら議論したい。

 

作品:ema

 

 emaは実験室を舞台にし、仮想現実上の身体がより重要視される近未来において表現の自由や可能性は広がるか、それとも特定の身体が嗜好されることで均質性がより高まるかについて、疑問を提起する。emaは、現代におけるメディア表現や文化に内在する偏見を入力したAIによって生成された。それは、メディア/エンターテインメントにおける狭義なマルチレイシャルの日本人の表現や、想起される“ハーフ顔“の美への称賛の言説を反映している。また、文化的偏見がバーチャルボディの生成に影響する過程をAIで外部化することにより、メディア内での身体表現の可視化されづらい偏見や、仮想現実でどうエスカレートされるかに光をあてる。

 

and more…

 

【開催情報】

・開催場所:東京大学本郷キャンパス情報学環本館地下1階中山未来ファクトリー

・イベント情報のURL:https://www.iiiexhibition.com/

・予約サイト:https://iiiex2022.peatix.com/

事前予約制です。必ずご予約のうえ,ご来場ください。

・対象:一般向け

・事前申込:完全予約制

・参加費:無料

・主催:東京大学大学院情報学環・学際情報学府

・問い合わせ先:seisakuten2022pr@gmail.com

 Twitter:https://twitter.com/iiiexhibition/

 Facebook:https://www.facebook.com/iiiexhibition/

 Instagram:http://instagram.com/iiiexhibition/

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