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2017年7月11日

進学選択志望集計 経、60人以上の大幅増 文Ⅰ→法は減少に歯止め

 2018年度進学選択の第1段階志望集計表が6月30日に発表された。経済学部の志望者数が60人以上増加した一方、工学部は60人以上志望者数を減らした。第2段階では、志望順にかかわらず内定可能な学部・学科のうち最も志望順位が高いところに内定できる仕組みが導入され、学部をまたいだ併願も解禁される。本年度から全段階で、個人の特定を避けるため内定者最低点の発表が中止された。8月10~16日の志望変更期間を経て、8月21日に第1段階の進学内定者が発表される。

 

 

 法学部は文Ⅰからの志望者数が、全科類枠を設定した08年度以降最低だった昨年度から2人増の339人。学部全体の志望者は定員を大きく下回り4年連続定員割れの可能性もある。

 

 経済学部への志望者数は421人で、昨年の360人を大きく上回った。文Ⅱからの志望者数では過去3年間で284人→265人→287人と2年前並みの水準だったが、文Ⅱ以外からの志望者数は85人→95人→134人と急増。前年度比20人増の文Ⅲと16人増の理Ⅰを中心に、文理問わず幅広い人気が見られた。

 

 薬学部の志望者は前年度から15人減少し62人。理Ⅰ・理Ⅲ枠では志望者が理Ⅰの14人のみにとどまり、7年ぶりの定数割れとなった。昨年に続き文科からの志望者はいなかった。

 

 医学部医学科への理Ⅲ以外からの志望者数は3人増の28人。健康総合科学科は文Ⅲから7人増など志望者を11人増やし24人だった。

 内定者最低点は、駒場Ⅰキャンパス1号館2階の進学情報センターで閲覧が可能。進学選択参加者は全ての学部・学科で自らの点数が何位相当かUTASで確認できるようになるが、システムの不具合で7日現在公開が停止されている。

 

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この記事は、2017年7月11日号に掲載した記事を再編集したものです。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

 

 

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2017年7月11日12:15【記事修正】見出しの誤植を修正しました。

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