キャンパスライフ

2020年12月22日

【誰一人取り残さない】ボイス・オブ・ユースJAPAN 活動2周年を迎えて

 「ボイス・オブ・ユースJAPAN(VoYJ)」は、日本の大学生が、UNICEF(国連児童基金)東京事務所・日本ユニセフ協会と協働し、2018年10月に立ち上げたオンラインプラットフォームです。2020年の10月で2周年を迎え、これまで日本各地から250を超える「ボイス」が集まっています。ユース(若者)によって構成された事務局員を中心に、日本全国のユースの思いを集め発信し、つながる場となることを目標に活動しています。ウェブサイトURLははこちら(https://voiceofyouth.jp)から。

(寄稿=ボイス・オブ・ユースJAPAN)

 

VoYJ立ち上げ時にUNICEFヘンリエッタ・フォア事務局長にお会いする機会に恵まれました。©UNICEF

 

 元々はUNICEF本部が1995年に設立したサイト「Voices of Youth」の日本版をイメージし、半年間の準備期間を経て発足。しかし単に日本版を作るのではなく、スマートフォンで見やすいようにウェブサイトを構築したり、ユースに身近な企画を立案したりなど、より日本のユースに親しまれる仕組みづくりを工夫しました。現在は国連が「ユース」と定義する15〜24歳を主な対象に投稿を呼び掛け、事務局のユースら数十人が編集・広報・運営を行っています。ユースのライターの皆さんには、自分の思いを文章や物語・絵などの芸術作品の形で表現してもらっています。日常生活で感じたことから社会課題に対する意見まで、テーマもスポーツや平和、ジェンダーなど、どれもユースの素直な思いが語られています。

 

 ユースが自分の思いをつづる記事のほか、UNICEFや国連職員へのインタビュー、イベントの開催のお知らせなどさまざまな情報を掲載。各都道府県のユースがたすきをつなぐように記事を書いていく「VoY全国駅伝」、国連の定める国際デーなどの記念日について語る「この日なんの日」、趣味や好きなものについてディープに語る「あなたの知らない世界」などさまざまな企画を用意しています。SNSではすぐに流れてしまいがちなユースの思いを、日本全国から自由に安心して発信できる場を作り、誰一人取り残さない世界へとつなげたいという思いで活動しています。

 

VoYJの企画紹介©VoYJ

 

 特別な取り組みとして、6月20日の世界難民デーまでの2週間、難民に対する社会の意識の拡大を図るため、難民問題に関心のあるユースに8つの記事を連載で執筆してもらいました(https://voiceofyouth.jp/refugees_week)。記事の中では、ライターが難民支援活動を通して気付いたことや、なぜ難民を知ることが大切なのかなど、率直な思いが表現されていました。また、シリア難民の競泳選手ユスラ・マルディニさん難民初のユニセフ親善大使であるマズーン・メレハンさんのインタビュー記事も掲載され、難民としての経験や日本のユースへのメッセージが語られています。同様に、11月20日の「世界子どもの日」を特集したシリーズをUNICEF東京事務所・日本ユニセフ協会と連携し、企画・実行しました(https://voiceofyouth.jp/children_week)。日本全国から6つの応募作品が集まり、子どもと大人の間に挟まれたユースとしての思いが、記事・絵・写真の形で表現されました。


 

2020年6月実施の「世界難民ウィーク」(左)と2020年11月実施の「世界子どもウィーク」(右)©VoYJ

 

 またVoYJでは、毎年イベントも実施しています。2019年は3月10月の2回開催し、高校生、大学生、大学院生など全国各地からユースが集まりました。VoYJの企画の立案や、VoYJライターに自分の記事の内容や背景を語ってもらう対談を実施。年齢もバックグラウンドも異なるさまざまなライターが参加し、最後には参加者同士が仲良くなり、ネットワーキングの場としても機能していました。

 

2019年3月開催の「ユース会議」(左)と2019年10月開催の「ライター交流会」(右)©VoYJ

 

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下では、オンラインにてイベントを開催しました。2020年8月には、NHK・UNICEF東京事務所・日本ユニセフ協会にご協力いただき、日本で唯一日本手話の授業を行っているろう学校「明晴学園」を舞台にしたドキュメンタリー『静かで、にぎやかな世界 〜手話で生きる子どもたち〜』の上映会を開催。本作品は、NHKが主催する教育コンテンツの国際コンテスト「日本賞」で、昨年「ユニセフ賞」を受賞しています。イベントでは、番組の上映後本作品の監督・長嶋愛さんと明晴学園の卒業生である玉田宙さんを囲んで座談会が行われました。

 

 さらに、COVID-19に関する思い・悩みを日本各地の同年代のユースと共有する場を作りました。2020年6月には、全国各地の多様なユース30名以上が参加する「おうち会議」をオンライン開催し、お互いの状況や課題、思いを共有しました。今回のイベントでは、東京から離れた遠隔地に住むユースに多く集まってもらうことができました。

 

2020年6月開催の「おうち会議」(左)と2020年8月開催「ボイス・オブ・ユース JAPAN ×「日本賞」上映会」(右)©VoYJ

 

 このようなオンラインイベントは、COVID-19の流行によりオフラインでの集まりが不可能だったために企画されたものでしたが、物理的な距離を超えて、より多様なユースに参加してもらうことができました。VoYJでは、オンラインイベントを対面イベントの代替としてではなく、新たな選択肢として認識し、「おうち会議」を継続して開催することを考えています。

 

 VoYJは2年間の活動を通して、全国各地のユースの声を集めてきました。全国のユースが思いを記事として投稿することに加え、定期的にユースが集まる場を作ることができました。サイレントマジョリティー・サイレントマイノリティーと呼ばれる、今まで届きにくかったユースの声に耳を傾け、誰一人取り残さないプラットフォームを作ることができるように、今後も活動を続けていきたいと考えています。

 

 ぜひ全国各地のユースの率直な思いを受け取ってみてください。そしてこれをご覧のユースの皆さん、あなたが日常で感じていること、世の中に伝えたいこと、気になっていることを発信しませんか?皆さんの「ボイス」をお待ちしています。

 

VoYJライターへの応募はこちらから

https://voiceofyouth.jp/writer_apply

 

[お問い合わせ先]

ボイス・オブ・ユース JAPAN https://voiceofyouth.jp/asking

 

メールアドレス voiceofyouth.jp@gmail.com 

Twitter @VoiceofYouthJp

Facebook @voiceofyouthjapan

Instagram @voice_of_youth_japan

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