硬式野球部(東京六大学野球)は5月7日、立教大学との1回戦を戦い、宮台康平投手(法・3年)が相手打線を完封して4-0で勝利した。東大は四回に先制、七回に宮台投手の適時打などで追加点を奪うと、最後まで相手打線に得点を許さなかった。宮台投手は打っては3安打1打点、投げては被安打5、8奪三振で自身初の完封勝利。
東大は今季、明治大学に勝利しており、シーズン2勝目は2008年秋以来。立大戦の勝利は07年以来となった。東大は明日8日11時から、02年秋以来となる勝ち点を目指して立大との2回戦を戦う。
東大|000100300|4
立大|000000000|0
好投を続けながら今季勝ち星のない宮台投手は初回、2四球で2死一二塁のピンチを招くが、続く打者を三振に取って無失点で切り抜ける。その後も四回まで毎回得点圏に走者を背負いながら、要所を締めてスコアボードに0を並べる。
エースを援護したい打線は四回、1死から山田大成選手(育・3年)がライトの頭上を越える三塁打を放ち好機を演出。続く田口耕蔵選手(育・3年)が2球目をきっちりライトへ持っていき、犠牲フライで先制する。
さらに七回、先頭の田中朗士選手(農・4年)が今季初安打となる二塁打を放ち無死二塁とすると、宮台投手が初球を右中間にはじき返し追加点。1死三塁から宇佐美舜也選手(文Ⅰ・2年)の左前打で3点目を奪い、相手エースの澤田圭佑投手(4年)をマウンドから引きずり下ろす。この回もう1点を追加し、点差は4点に広がる。
宮台投手は自己最速の145キロを連発し、六回にはクリーンアップから三者三振を取るなど、援護をもらってからも落ち着いた投球で立大打線に的を絞らせない。球数の増えた八回、九回にヒットは打たれたものの、後続を断って自身初の完封勝利を挙げた。
東大は明日8日、立大との2回戦を戦う。勝利した場合、2002年秋季リーグ以来の勝ち点となる。
(文・竹内暉英)
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