COLUMN 2019年11月22日

【駒場祭2019おすすめ企画 番外編】ジブン×ジンブン 人文学を身近に感じる契機に

ジブン×ジンブン

UT-humanitas

 

@21KOMCEE West K402

全日全時間帯

 

今回は会場の設計にも、これまで以上にこだわった

 

 2018年、人文学の面白さや意義を社会に発信するために、人文学系の大学院生を中心に結成された、UT-humanitas。企画「ジブン×ジンブン」は今年の駒場祭で3回目を迎える。軌道に乗りつつあるが、今年の駒場祭の企画の内容を巡っては紆余曲折があった。

 

 活動当初から実施している「ジンブンアトラス」では、お題となる画像に対して、メンバーが事前に自身の専門分野に沿ってコメントを付ける。コメントを展示し、参加者に見てもらうことで、人文学の広がりを示すことが目的だ。しかし従来のお題は『写真週報』(大日本帝国の国策の一環で発刊された雑誌)やポーランドの古都・クラクフといったように、やや専門的なものばかりだった。

 

 今回は日常生活で目にする身近なお題を用意。渡部亮さん(人文社会系・修士1年)は「上から目線で啓蒙するような態度では、人文学に興味を持ってもらえません。来場者に主体的に考えてもらえるようなお題を選びました」と解説する。メンバーがコメントを付ける際には、お題と専門知識をどう結び付けるか苦労したという。それでも岡田進之介さん(人文社会系・修士1年)は「日常に対しても、人文学ができることはあります」と手ごたえを見せる。

 

 一見「人文学らしくない」視点からも、企画の改善を試みた。従来はただ壁にポスターを貼り付け、自由に見学してもらっていたが、今回は新たに参加した中西亮介さん(工学系・修士2年)の発案で渦巻き型の通路を用意。来場者にまず人文学の方法論を理解してもらい、その後ジンブンアトラスへ……と、順を追って理解を深めてもらいやすくなった。初めての人はもちろん、過去に参加した人も、人文学を身近に感じる契機にしてほしい。

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