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2017年11月23日

18年度東大推薦入試 出願者は微増の179人 45都道府県から出願者あり

 東大は13日の記者会見で、2018年度推薦入試の出願状況を発表した。100人程度の募集人員に対し出願書類の受取通数は全学部合計で179人で、17年度最終出願者数に比べ6人の微増。東大の担当者によると45都道府県155校から出願があり、初めて出願者を出した高校は65校だった。

 

 出願者数が倍増し初めて募集人員を上回った薬学部、昨年度比5人増の文学部・教育学部など5学部で出願者数が増加。一方、募集人員と同じ10人の出願にとどまった経済学部、昨年の8人から5人に減った医学部医学科など4学部・学科は出願者数を減らした。

 

 

 出願時点の全学部での倍率は約1.8倍。最高は教養学部の4.8倍、最低は唯一定員割れを起こした医学部健康総合科学科の0.5倍だった。医学部健康総合科学科の定員割れは初。

 

 推薦入試導入3年目にして、一度も出願者を出したことのない都道府県がなくなったことを東大の担当者は評価。「これまで出願者がいなかった県の教育委員会で説明するなど積極的な働き掛けが実った」と説明している。

 

 今後は出願資格などを審査し、書類による第1次選考の結果を12月1日に通知。12月16、17日実施の面接などと大学入試センター試験による第2次選考を経て、2月7日に最終合格者を発表する。


この記事は、2017年11月21日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナル記事を掲載しています。

 

 

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