COLUMN 2015年1月20日

本郷キャンパス紹介:安田講堂、そのネーミングの悲しい理由

東大と言えば赤門を連想する人も多いのではないでしょうか。その赤門があるのが本郷キャンパス。理系の人にとっては、2次試験の会場となります。

東大に入学後、進学振分けで教養学部以外の学部に進学した人のほとんどは、本郷キャンパスに通うことになります。

0120赤門.JPG

国の重要文化財にも指定されている赤門

 赤門は、江戸幕府第11代将軍徳川家斉の娘・溶姫(やすひめ)が前田家に嫁ぐ際、前田家がこしらえたもの。将軍家の娘が大名家に嫁ぐ際に作られる赤門は、焼失しても再建されないことになっているため、残っているのはまれです。創建当時の面影をぜひ味わってください。

東大のシンボル的存在、安田講堂は1925年に竣工しました。東京帝国大学建築学科で教鞭を取っていた内田祥三(よしかず)が岸田日出刀(ひでと)とともに設計した講堂が、安田財閥の創始者・安田善次郎の寄附を受けて建設されたことがその名の由来です。

善次郎は匿名でたびたび寄附をしていたため、そうした行いは世に知られていませんでした。故に、蓄積した富を社会に還元しない悪徳者だと非難を浴び、暗殺されました。そこで、善次郎をしのんで安田講堂と後に呼ばれるようになったとのこと。親愛の情を持って安田講堂と呼びたいものです。

最寄り駅は、東京メトロ丸ノ内線・都営大江戸線本郷三丁目駅、東京メトロ千代田線根津駅、同南北線東大前駅。広大な敷地のため、どこに用事があるかを事前に把握してから一番近い駅を選ぶとよいでしょう。

 

0120三四郎池.JPG夏目漱石の『三四郎』の舞台となった三四郎池

東大前駅の2番出口を出ると目の前には「東大農学部前」のバス停があり、歩いて1分もかからずに農学部正門です。

本郷キャンパスとは言問通りを挟んで陸橋で結ばれる弥生キャンパス。農学部の施設の多くが存在するため、農学部キャンパスとも呼ばれます。

温室や畑があり、背の高い木々が多いので、都会のオアシスのような印象を受けるでしょう。

 

本郷・弥生両キャンパスに程近い浅野キャンパスは、原子力工学関連の施設や情報基盤センターなど、比較的新しい研究分野を扱った施設が多くあります。

工学部や理学部の一部がここで研究をしているため、理系のキャンパスと呼んでも差し支えないでしょう。

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