COLUMN 2017年3月1日

【東大受験生応援連載】第二外国語を決めよう!履修者から見たイタリア語の姿

 3月10日(金)の東大の合格発表後、11日(土)から15日(水)の間に新入生は入学手続きを行います。その際に書類へ記入した第二外国語で、所属するクラスが決まります。第二外国語の選択が学生生活を大きく左右する要因になるといっても過言ではありません。東大新聞オンラインでは第二外国語決定に役立つ情報をお伝えします。今回は、実際に履修した現役学生によるイタリア語の紹介です。


 イタリア語は、第二外国語として採用されてから今年で10周年を迎える、東大の第二外国語の中では最も新しい言語です。イタリア語が通じる国はイタリアとスイスの一部などのごく狭い範囲に限定されますが、ルネサンスを生み出し、近代欧州の基礎を作ったのはイタリア。オペラや『神曲』などの名作や豊かな文化を原語で味わうのが、イタリア語の醍醐味(だいごみ)の一つです。

 

 とはいえ、言語の習得には得てして時間がかかります。それはどの言語を選んでも同じことですが、イタリア語の場合、習得の上で最大のハードルは文法です。日本人にとって、欧州言語の動詞の活用変化は難解そのもの。主語が一人称単数と二人称複数では同じ動詞の活用形が変わってしまいますし、英語では過去形・過去分詞・現在分詞しかパターンがない動詞の活用が、直説法現在・直説法半過去・直説法遠過去・命令法現在……と山ほどあります。どの欧州言語を学ぶときにも避けては通れない道ですが、ここで挫折するとイタリア語を理解するのはかなり苦しくなります。僕はまだ、古典を原著で読むだけの文法力がありません……(笑)。

 

 逆に、発音は簡単です。日本人が発音しにくいのはrの巻き舌だけで、基本的にはローマ字読みで問題ありません(そもそもローマ字の「ローマ」はイタリアの首都なので当然と言えば当然ですが……)。英語のように、同じアルファベットの並びでも単語によって発音が違う、なんてことも無いので、文法と単語さえ覚えればイタリア語の勉強の9割は終わり、くらいの感覚です。そのためしっかり勉強すれば会話の習得は早く、1年の夏休みからイタリアに旅行し、現地の人とイタリア語でコミュニケーションしていたクラスメートもいます。

 

 履修者数は他の言語に比べると少ないですが、履修者の実態は多様です。イタリアの文学や歴史に興味がある人、オペラが好きな人、イタリアのサッカーチームを愛する人、「単位が取りやすい」という評判を聞きつけて選んだ人……。理由はさまざまですが明確な意思を持ってイタリア語を選んだ人が多く、クラスメートはみな個性豊かです。

 

 多彩な文化と陽気な国民に彩られた国、イタリア。イタリア語で、その魅力に触れてみませんか?

 

(文Ⅲ・1年)


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