COLUMN 2018年2月3日

【受験生応援2018】2次試験直前!現役東大生によるアドバイス ~地歴編~

受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。2次試験まで1カ月を切りました。センター試験がうまくいった人もいかなかった人も、ここからが勝負時です。東大新聞オンラインでは、受験生応援連載として、東大の2次試験のアドバイスを発信していきます。今回は現役東大生による地歴の勉強法アドバイスです。


地歴の試験は2日目の午前に行われ、文系受験生が150分で2科目を解く。正確な知識や論述力に加え、最後まで粘り強く解く集中力が求められる。

 

 150分というのは長いようだが、本番では少し考えていたらあっという間に過ぎてしまう。細部に悩んで時間を浪費するよりも、方向性を定めてできるだけ短い時間で、要旨を簡潔に書き上げることを意識するとよいだろう。論述の方向性を大きく外すことさえなければ部分点が期待できるということを念頭に置けば、少しは楽な気分で問題に取り組めるはずだ。時間配分は人それぞれだが、世界史の第3問から始めてあとは問題をざっと見て解けそうなものから手を付けるという方法をとっていた。またこれは地歴以外の教科でも言えることだが、それぞれの問題の難易度にはばらつきがあり、時間の制約もあって全ての問題にまともに解答するのは不可能に近い。本番までに時間を計ってできるだけ多くの過去問を解き、どれが比較的易しい問題でどれが難しい問題かを見極められるとよい。その際、大問ごとに時間を分けずに1年分のセットを通して解くと、本番に近い形で集中力も高められるだろう。

 

 本番が近くなってからやるべきことは、これもやはり地歴以外でも言えることだが、基本事項の確認だろう。記者が受験をした昨年は、世界史の大論述で現代史が出題されて受験生を震撼させた。記者の周りでも、合格した人を含めて、この問題をまともに解けた人はほとんどいないようだった。難易度の高い問題であればあるほど、基本事項を押さえた解答を作ることができれば相対的に高い得点が取れると思われる。東大の地歴では細かい知識を問う問題はほとんど出題されず、基本的事項を俯瞰して簡潔にまとめ直す力が要求される。頻出分野を中心に、自分が不安に感じる部分を教科書の記述を参考に今一度整理し直すのが最善だ。

 

 地歴は数学などに比べて「大崩れしにくい」と言われ、その分大きな差が付きにくい教科でもある。自信を持って本番を迎えられれば、致命的な失敗をすることは考えにくい。そのためにも、本番までにできる限り問題数を解いて論述力を鍛えたい。

 

(文Ⅱ・1年=当時)※この記事は、2017年公開の東大新聞オンライン記事からの転載です。

 

 

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