COLUMN 2018年2月4日

【受験生応援2018】2次試験直前!現役東大生によるアドバイス ~理科編~

 受験生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。2次試験まで1カ月を切りました。センター試験がうまくいった人もいかなかった人も、ここからが勝負時です。東大新聞オンラインでは、受験生応援連載として、東大の2次試験のアドバイスを発信していきます。今回は現役東大生による理科の勉強法アドバイスです。


理系受験生にとって、東大入試2日目最初の科目となる理科。大部分が知識の暗記で乗り切れるセンター試験とは異なり、2次試験では知識をどう活用できるかが勝負になる。

 

 東大の理科には見たことのない物質や実験、問題設定が出てくるため、過去問を解き始めたばかりの人はとまどうことも多いだろう。しかしじっくり問題を読めば習った基本知識の組み合わせで構成されていることに気付く。試験当日までに5~10年分程度の過去問に触れ、初めて見た問題にも落ち着いて取り組めるようにしておこう。また、理科は問題数が多く文章も長いため全部解き切ることは容易ではない。まずは科目・分野ごとの得意不得意や難易度に応じ、150分を2科目でどう配分するかについて戦略を立てることが必要だ。記者は模試や過去問に触れる中で、比較的解きやすい化学の第3問から始めて流れに乗り、物理を一通り解いて残りの時間を化学の第1・2問にあてるという解き方を確立させた。さらに単純に問題の解き方を学ぶだけでなく「制限時間内に解ける問題を選び取って解く」練習をすることも大切。例えば化学には、物質名を答えさせる問題など、長い問題文を読まなくても解ける簡単な知識問題があることも少なくない。時間を計って過去問を解き、解ける問題で確実に得点できる力を身に付けよう。

 

 試験の直前には、「解ける問題で確実に得点できる」ように基礎知識の確認をしておくのがお勧めだ。特に生物や化学の基礎など少し不安のある暗記項目を見直しておこう。2次試験の対策が万全と思っていても、当日は突然昨年までの傾向と違う問題が出るかもしれない。記者が受験した年には「化学の第3問は有機化合物の構造決定」という定説を覆して高分子化合物が出題され、戦略通りの時間配分ができず途方に暮れた。ただ、初めての問題に焦るのは皆同じ。頭が真っ白になったら一度顔を上げて「周りも焦っているはずだ」と思い込み、気持ちを落ち着かせよう。

 

 最後に、初日の出来が悪かったとしても、2日目まで暗い気持ちを引きずってしまうのが一番もったいない。実際記者は初日の数学があまりに解けず落ち込んでしまい、夜は勉強もせずテレビを見て過ごした。しかし逆にリラックスして2日目に挑めたのか、そんな記者でも合格を勝ち取っている。試験直前の過ごし方は自分の疲労度や心理と相談して臨機応変に決め、どんな状況でもとにかく諦めず最後まで戦ってほしい。

 

(理・3年=当時)※この記事は、2017年公開の東大新聞オンライン記事からの転載です。

 

 

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