COLUMN 2017年6月6日

【N高生のリアル②】東大受験から基礎固めまで レベルに合わせた英語教育

 サークルリーディングで仲を深めた後は、別館での英語の授業と、本館でのプログラミングの授業に分かれる。今回は英語の様子をリポートする。

 

 別館は学校教室2.5個分ほどの広々とした教室だ。今回英語の授業を受けていた生徒は30人ほど。くじ引きで3グループに分かれ、それぞれ違う時間が流れていく。一つ目のグループはスピーキング。ネイティブの先生が来ていて、その先生を10人ほどで囲み、ホワイトボードを使いながら、インタラクションを中心に授業が進む。

 

 

 もう一つのグループはリーディング。簡単な英語の小説を読み進めていく時間。100冊以上はあるだろうか、様々なジャンルの本が、レベルごとに用意されており、生徒は自分の実力に応じたものを読み進めていく。最後は発音チェックと内容理解を個別で先生から受ける。

 

多種多様な本が用意されている

 

 そして最後のグループはPCを使った自習。PCではN予備校の録画授業か、オンラインで文法の問題などを解く。こちらのグループはイヤホンを繋いで授業を見ながらノートを取っていたり、オンラインで問題を解いていたりと各自が思い思いの時間を過ごす。この3グループが時間ごとにローテーションしていく。N高は上は東大受験を目指す子から、下は中学での学習でつまずきがある子まで幅広い生徒が通っているが、広報の村田喜直さんによると「各自が自分のレベルにあった学習ができるような設計を意識している」という。

 

N予備校の授業を視聴中

 

 しかしこの設計も発展途上で、毎回授業をしながら細かな改善が繰り返されている。都内の高校教諭を辞め、決心してN高に移ってきた方が中心になってリードしているという。

 

 教室の掲示板に、「明日、江ノ島旅行に行きます」という掲示があった。生徒たちが仲良くなるように企画され、行くかどうかは各自に任されているそうだが、ほとんどの生徒が参加予定であるという。この辺りは「普通の高校生活」のようだ。

 

 ちなみに教務陣だが、高校教諭資格を持つ先生や塾・予備校での教務経験のある職員が中心なものの、TAとして大学生も活躍している。学習はテクノロジーでサポートされているので、「脇で伴走してあげる人」として、TAの役割は重要なのかもしれない。

 

 このN高通学コース、基本的には服装自由だが、N高では公式の制服も用意しており、それを好んで着用している生徒も多い。自分で制服を用意している子もいた。

 

 続いて次回は、プログラミングのコースの模様をリポートする。

 

【N高生のリアル】

昼休み明けの恒例授業「サークルリーディング」とは?

「N高は『道具箱』」 可能性を生むプログラミング

ITで教育はどう変わるか? 「N予備校」の理念や開発経緯に迫る

Slackで交わされる「オンラインホームルーム」とは

長期実践型教育「プロジェクトN」のリアル

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