東大大学院工学系研究科の松尾・岩澤研究室は「大規模言語モデル講座2024」の講義資料の全てをWebサイト上で無料公開した。全12回の授業でChatGPTに代表されるLLM(Large Language Models、大規模言語モデル)の原理から応用までを幅広く学べる。
LLM講座はLLMに関する体系的な知識と、実践的なスキルの習得を目的とする。同研究室が世界に先駆けて体系的に構築したオンライン講座で、昨年までに延べ6000人以上が受講した。
資料は昨年秋の講座で使用されたもの。同研究室が開講する他のAI講座では通常、講座の資料は公開されないが、社会的なニーズの強いLLMに関する講座の資料を8月1日より特別に公開した。
今年度も「LLM講座2025」がオンラインで開講される。基礎編と応用編の2部構成で、受講には①大学レベルの線形代数、微分積分、確率論・統計学に関する知識と、②機械学習の基礎知識と、基礎的な実装ができることが推奨される。
松尾・岩澤研究室は「時代の『先駆者』を育み、送り出す。」をミッションに、ディープラーニングを軸としたAI研究を行っている。東大外への教育コンテンツの配信や、企業との共同研究、スタートアップ支援など社会実装にも注力している。
これまでに提供してきたAI入門「グローバル消費インテリジェンス寄付講座(GCI講座)」や「Deep Learning基礎講座」に加え、生成AIの基盤技術である「LLM(大規模言語モデル)の基礎編 / 応用編」、半導体ハードウェアの設計・開発スキルを習得する「AIと半導体」、さらには近年注目を集めるロボティクス分野「フィジカルAI」、AIを実践的に活用するためのエンジニアリング方法を学ぶ「AIエンジニアリング実践講座」など、時代のニーズに応じた多様なAI講座を拡充し、継続的に展開している。
各講座により募集期間が異なるため、興味のある方は松尾研の公式ホームページおよび公式SNS(X、Facebook)をご覧いただきたい。
なお、現在、募集中の講座詳細はこちらから。











