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2022年10月17日

【アメフト】早大戦 最終クオーターまで善戦も敗北

 東大アメリカンフットボール部(関東1部上位TOP8・Aブロック )は9月10日、早稲田大学とリーグ戦第2節を戦い、23-8で敗れた。終盤まで1タッチダウン(TD)差で競り合ったものの、最後は力の差を見せつけられた。東大は次節、上位での勝ち抜けをかけて横浜国立大学と対戦する。(取材・清水央太郎)

 

強烈なタックルで早大の侵入を簡単には許さなかったディフェンス陣(撮影・安部道裕)

 

早大|6377|23

東大|0008|8

 

 この日の先攻は早大。狙いを定めたタックルで東大はさっそく攻撃権を奪い返し敵陣に侵入していくが、ここで痛恨のファンブル。返しの攻撃でTDを奪われ先制を許してしまう。第2クオーター(Q)では、互いに敵陣へ侵入しあったもののエンドゾーンまでは迫れない膠着(こうちゃく)した展開が続く。東大はフィールドゴールを決められ、ここでも得点を許してしまう。しかしそれ以上は引き離されず、9点差にとどめて前半を終えた。

 

 第3Qで点差を縮めたい東大だったが、大事な局面にこの試合3度目となるファンブルで攻撃権を失うと、そのままTDを奪われてしまう。点差は16点、逆転を懸けた最終Qが幕を開ける。

 

 ここまでファンブルミスが続いていた東大だったが、最終Qでは相手のファンブルをリカバー。転がり込んできたチャンスを無駄にしないべく、丁寧なランプレーでボールを進め、TD。トライフォーポイントはキックではなく2ポイントコンバージョンを選択し、これを成功させると残り6分で1TD差まで迫った。

 

2ポイントコンバージョンも成功させ、一挙8点を獲得した(撮影・安部道裕)

 

 しかし、追い付くために攻撃権を確保したい局面で逆にTDを奪われてしまい万事休す。最後は自慢のランプレーも封じられ、悔しい敗戦を喫してしまった。

 

屋敷主将のコメント

 

 中大戦ではあまりなかった勝敗に関わる球際でのミスが出てしまいました。ここからの試合は順位にも直結してくるので練習通りのプレーが発揮できるよう、あと1カ月の練習で調整したいと思います。

 

森HCのコメント

 

 球際でのミスが続いたのは反省点です。ただ、ディフェンス陣は昨節に続き良いプレーを見せてくれていたと思います。残りの試合、自分たちが確実に勝てる試合は一つもありません。毎試合、目の前の戦いにベストを尽くしていきたいと思います。

 

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