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2023年1月30日

共通テスト、東大で6134人受験 駒場の試験時間トラブルで31人が再受験希望

本郷キャンパスで試験に臨む受験生(撮影・成願翔琉)

 

 2023年度大学入学共通テストが1月14日、15日に実施された。東大管轄の試験場では、最も受験者数の多かった「外国語(筆記)」で6134人が受験。前年度と比べ119人の増加となった。駒場地区キャンパス会場の教室では試験時間を正確に確認できていなかったトラブルが発生し、受験生70人が影響を受けた。(写真=本郷キャンパス)

 

 前年度に農学部キャンパス(弥生キャンパス)前で受験生を含む3人が刺された事件を受け、本年度は事前に警視庁と合同で訓練を実施。別会場で試験問題が流出した事件も踏まえ、事前に携帯電話の電源を切る時間が設けられるなど、警備対策と不正防止対策が強化された。

 

 15日には教養学部試験場で受験者から「『数学①』の試験時間が1分間短かった」と指摘されるトラブルが発生。試験場本部が教室監督者に聞き取りを行ったところ、監督者は(試験開始時の)秒針は正しく見ていたが、分針を正確に把握していなかったとした。同教室の受験者70人が再試験の対象となり、そのうち31人が再試験を希望した。

 

 大学入試センターは20日に中間集計を発表。「理科②」では、科目間の平均点差が20点を上回ったため、得点調整を実施した。28、29日には追試験が実施された。

 

【記事修正】2023年1月30日20時47分、1段落目の「駒場地区キャンパスの会場」を「駒場地区キャンパス会場の教室」に修正しました。

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