スポーツニュース

2016年5月23日

硬式野球部 今季最終戦に敗れ、勝ち点は来季以降に持ち越し

今季最終戦を終えた選手たち(撮影・佐方奏夜子)
今季最終戦を終えた選手たち(撮影・佐方奏夜子)

 

 硬式野球部(東京六大学野球)は5月23日、法政大学との3回戦を戦い、終盤に突き放されて4―11で敗れた。東大は今季の試合を全て終え、3勝10敗の勝ち点0でリーグ最下位。2002年秋以来の勝ち点は来季以降に持ち越しとなった。同日行われた第1試合では明治大学が立教大学に勝利し、14年秋以来3季ぶりの優勝を果たした。

 

法大|020220302|11

東大|002011000|4

 

 東大は二回、1死二三塁のピンチで早々と継投策に入り出田興史投手(経・4年)をマウンドに送るが、1死満塁とされたところで二塁ゴロに失策が絡み2点を失う。しかし打線は三回、2死一三塁の好機をつくると、4番の田口耕蔵選手(育・3年)の右前打、楠田創選手(育・3年)の中前打で同点に追い付く。

 

三回裏、主将の山本克志選手(工・4年)がホームインし一時同点とする
三回裏、主将の山本克志選手(工・4年)がホームインし一時同点とする

 

 同点のまま試合を進めるため小刻みに投手を代える東大だが、四回、五回にそれぞれ2点を失い4点差を付けられる。しかしここで終わらないのが今の東大打線。五回に四球と失策で無死二三塁から、六回には1死満塁から共に内野ゴロの間に1点を返し、2点差で終盤戦に入る。

 勝ち点のためには絶対にこれ以上の失点は許されない状況だが、七回に柴田叡宙投手(育・3年)が1死満塁のピンチを招く。ベンチはそのまま柴田投手に託すも、2球目をライトに運ばれ試合を決定づける2点適時二塁打に。打線は七回以降、走者は出すものの2併殺を喫するなど後が続かず、敗れた。

 東大は今季、勝ち点の懸かった3回戦を3度戦うも、全て敗北。02年秋以来の勝ち点は来季以降に持ち越しとなった。

 

(文・竹内暉英)

 

今季の過去の試合はこちら

→ 硬式野球部 宮台投手が毎回の13奪三振もサヨナラ負け

→ 硬式野球部、9安打放つも11残塁 8失点で2試合連続の完封負け

→ 硬式野球部 宮台投手の好投実らず、またもサヨナラ負け

→ 硬式野球部 山田選手のサヨナラ打で今季初勝利

→ 硬式野球部 山田選手が本塁打放つも、投壊で勝ち点ならず

→ 硬式野球部 宮台投手が打ち込まれ慶大に1-6で敗北

→ 硬式野球部 今季最多の4得点も、3本塁打浴び9失点で慶大に連敗

→ 【詳報】硬式野球部、08年秋以来のシーズン2勝目 宮台選手が投打で活躍

→ 硬式野球部、立大に投打で完敗 勝ち点は明日の試合で

→ 硬式野球部 2本塁打浴び8失点、勝ち点逃す

→ 硬式野球部、法大に3季連続勝利 完投の宮台投手「明日勝って勝ち点取る」

→ 硬式野球部、法大に10失点で大敗し最下位確定 勝ち点の行方は明日最終戦に

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る