キャンパスライフ

2021年7月5日

【キャンパスのひと】二つの大学で得る学び  森下瑠里花さん(情報学環教育部研究生2年目、自治会長)

情報学環福武ホールにて(森下さん提供)

 お茶の水女子大学で社会学を専攻しながら、研究生として東大大学院情報学環教育部(情報・メディア・ジャーナリズムなどについて学べる教育組織)にも通う。「二つの大学に通うのは正直大変ですが、それ以上に授業が楽しくて去年は多めに履修してしまった」と積極性をにじませる。

 

 教育部の授業では東京電力福島第一原発や帰宅困難区域など東日本大震災の被災地を見学して経験を記事にまとめ、授業外でも考えを深めた。「経験をシェアしてこそ行った意味があると思う」と真剣な表情で語る。

 

 活動はこれにとどまらない。過去に国連広報センターのインターンで行ったSDGsの広報活動では「試行錯誤がとても楽しかった」と声を弾ませる。この経験が大学の授業や演習、サークルでも生きているという。

 

 積極的に経験を積む日々。その原動力は「背伸びしてでも自分の興味を大切にする気持ち」だと語る。その瞳はやりたいことをする喜びで輝いていた。

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