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2022年4月9日

【キャンパスのひと】絵と文章と印哲と 立野野の花さん(文・3年)

立野さんが描いた作品(立野さん提供)

 

 絵と文章の創作が好きで、東大文芸部に所属して作品を発表している。「創作小説で評価される授業で優上をもらった時はうれしかった」と照れ笑いを浮かべる。

 

 後期課程は文学部のインド哲学仏教学専修課程に進学。学部を迷っていた中偶然参加したガイダンスで一目ぼれし、専門知識はなかったが進学を決意。いざ授業を受けるとやはり面白く、決断して良かったと満足げだ。

 

 インド哲学の魅力は「生」の苦しみの根本原因である「私」の認識に徹底的に向き合う点であり、これが「一人称視点で文章を書くことが多い私にはしっくりきます」と語る。「インド哲学の学びを通して作品のテーマを得て、創作に生かしたい」と意気込む。

 

 最近は子どもの読書教育を支援する企業「Yondemy」のインターンでも多忙な日々だ。自分の「好き」に素直に従い、物事を柔軟に吸収して創作で巧みに表現する、その器用さに記者は魅せられてしまった。【葉】

 

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