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2022年4月24日

【キャンパスのひと】生物学と人文学を越境して学ぶ 山本風路さん(養・3年)

ゼミの友人たちと訪れた兵庫県豊岡市竹野の海岸にて(写真は山本さん提供)

 

*今回のキャンパスのひとは、以前取材した坪山倫さんからの紹介です。

 

 人文学に関心を持ち、1年生の春から2年間すずかんゼミ(学藝饗宴)で哲学や芸術を学んだ。2年生の1年間はゼミの内外で「孤独」について考え、到達点を作品にする最終制作では「それまでの考えを凝縮した、自分にとって腑に落ちる作品」を制作できたという。

 

 一方で生物学にも興味があり、進学選択で文理どちらに進むか迷いがあった。人文学的視点を持ちながら生物学を学ぶことに面白さと独自性を感じ、理Ⅱから教養学部統合自然科学科に進学。「人工生命を通して生物を理解する学問を学びたいです」

 

 ゼミ卒業後も精力的に課外活動を続ける。生物学のモチーフをストリートファッションに取り入れたブランドLittermateでも活動中だ。「生物学と芸術を掛け合わせるバイオアートの実践になっています」

 

 「自省的な思考を深めることが、日常のあらゆる行動の目的」だという。丁寧に言葉を選ぶ柔らかな物腰には、思考と挑戦を続ける激しさが秘められていた。【葉】

 

【坪山さんの記事はこちら】

【キャンパスのひと】人間の内面と社会との関わりを探りたい 坪山倫さん(文・3年)

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