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2022年4月15日

【キャンパスのひと】人間の内面と社会との関わりを探りたい 坪山倫さん(文・3年)

 

コロナ療養中の節分、寮の自室で(写真は坪山さん提供)

 

 国際政治・経済について議論する高山ゼミのゼミ長を務めつつ、社会学の観点から人間の内面に関心を持つ。「1万字でいいゼミの課題で、4万字の論考ができてしまって」。照れ笑う瞳に飽くなき探究心がにじむ。

 

 入学前は国際政治に関心を持っていたが、ゼミの優秀な同輩に圧倒され、他の道を考えはじめた。また1年次、HCAP Tokyoが主催するハーバード大学との学生交流事業に参加。そこでの経験から、他者との関わりを思索するようになる。「自分と異なる『他者』を知れる学問とは?」。社会学や哲学の文献を読み漁った。「今は特に、人々が規範や意識を内面化する過程に関心があります」

 

 この夏、GLP(グローバルリーダー育成プログラム)でドイツに赴き、民族・宗教間対立について学ぶ予定。さらに全学交換留学でパリ政治学院に留学し、と国家の関わりも学ぼうとしている。「人々の私秘的な宗教実践に国家や法が切り込むこと、それに対して学問という視点からどうまなざせるか知りたいです」【広】

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