キャンパスライフ

2016年5月12日

【五月祭おすすめ企画⑤】AGK味噌串カツ 愛知県民おふくろの味

昨年の五月祭で、味噌串カツの完売を喜ぶAGKのメンバー(写真はAGK提供)
昨年の五月祭で、味噌串カツの完売を喜ぶAGKのメンバー(写真はAGK提供)

 

AGK味噌串カツ

愛知学生会館

@合格通りB

2日とも終日

 

 文京区茗荷谷にある愛知学生会館(AGK)は、愛知県出身の学生のみで構成される男子寮。春には男だらけの花見に行くなど、寮生はみんな仲良しだ。

 そんなAGKは例年、五月祭で味噌串カツを販売している。味噌串カツは僕ら愛知県民のおふくろの味。中途半端な出来の串カツを出したら、親が泣きます」と「AGK味噌串カツ」代表の山田圭吾さん(文Ⅰ・2年)は語る。本企画は毎年大人気で、昨年は2日目の昼に1500本全てが売り切れた。「昨年の人気を踏まえ、今年は1800本販売します。売り切れる前に一度ご賞味ください」と山田さんは熱弁する。

 五月祭で味噌串カツを売っていると、愛知県出身のお客さんが話し掛けてくれ、地元トークに花が咲くのがとても楽しいという。「愛知県出身でない人も、カツを食べながら、ぜひとも僕らに話し掛けてください。愛知県の素晴らしさをお話しします」

 味噌串カツは1本200円、2本で300円と良心的な価格設定。串カツに付ける味噌は、寮の先輩たちから代々引き継がれてきた、門外不出のレシピを基に作る。そこからさらに、寮の食堂で試食会を重ね、味の改良に努める。時には寮生同士で「こっちの味噌の方がうまいに決まっているだろ!」と取っ組み合いのけんかになるという。彼らの味噌串カツに対する思いはどこまでも真剣で、味に対する妥協はない。

 愛知県出身の学生による、本気の味噌串カツ。「僕らの模擬店を通して、愛知のユニークな食文化を楽しんでほしい」。そう話す山田さんの瞳の奥では地元愛が静かに燃えている。

 

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この記事は、2016年5月10日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

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※本郷キャンパスマップ掲載

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