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2022年12月29日

【2022東大スポーツを振り返る】③フェンシング部 チームで団結 伝統をつないだ1年

 今年の東大運動会でも各運動部によるさまざまな活躍が見られた。3年ぶりに全面開催された第61回全国七大学総合体育大会(七大戦)で上位の戦績を収めた部活のうち水泳部水球陣、水泳部競泳陣、フェンシング部に1年間の活動や目標を聞いた。連載3回目はフェンシング部の活躍をお届けする。(構成・川北祐梨子、清水央太郎、取材・佐藤健、新内智之、川北祐梨子)

 

 

 「七大戦総合優勝」と「全国国公立大学フェンシング選手権大会(全国公)での男子総合優勝」、「男子の関東学連によるリーグ戦でサーブルの2部残留とフルーレ、エペでの2部昇格」を目標としたフェンシング部。人数の少ない女子も団体戦で多くの勝利をつかむことを目標に掲げた。

 

全国公男子サーブルで攻撃を仕掛ける(写真はフェンシング部提供)

 

 他の国公立大学よりも人数が多いという利点を生かし、さまざまな組み合わせで行った実戦形式の練習や、部員間の技術や戦術についての綿密なアドバイスなど、形式と意識の両面から試合に向けて活動した。チームでありながらも、ピスト(試合場所)に立つのは1人であるフェンシングの団体戦。各大会で経験を積む中「独特の空気感や流れをどのように乗り越えるかを話し合いました」と主将の早坂拓能(たくと)さん(法・3年)。サーブルは2部残留を果たし、目標には惜しくも及ばなかったがフルーレ、エペでは3部2位、七大戦と全国公でも総合2位となった。

 

 多くの大会や合宿などが実施され、コロナ前とほぼ同様のスケジュールとなった今年を「リスタートの1年でした」と振り返った。全国公では主管校の役目も務めた。3年ぶりの実施で、執行代は大会の経験もない中、感染対策と熱中症対策との両立など新たな問題にも対応。学業や練習、就活などとの両立の必要もあったものの、部員が力を合わせて運営し、団結力も高まった。

 

 会話や自由に試合を行うフリーファイティングの場など、国公立大学フェンシング部の交流の場としても機能していたという全国公。コロナ禍により参加できない団体もあったが、伝統ある大会を再始動させ
ることができ印象深い出来事となった。

 

主管校を務めた全国公にて(写真はフェンシング部提供)

 今年達成できなかった目標を果たすべく、来年も引き続き練習に励む。「女子も団体戦に出場できる人数にこぎ着けたので、勝てるチームを目指していきたいです」。部やフェンシングそのものの知名度向上も目標とするフェンシング部の今後に注目したい。

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