2023年05月31日 【100行で名著】「くだらないことだけ書いた」文学 マンボウが行く変てこ青春航海記 北杜夫『どくとるマンボウ航海記』 100行で名著文化文学連載 「困ったことに、私はそばを船が通るとすぐ魚雷でもぶっ放したくなる。それから小島でもあるとすぐに占領してしまいたくなる。べつに日本のものにするわけではなく、新しい国を設立するためである」。そんなドクターあるいはマンボウこと著者北杜夫の、1958年11月から翌4月にかけて水産庁の漁業調査船「照洋丸」の船医を務めた経験を基にした航海記だ。 ドイツに渡ろうと留学生試験を受けるも落とされ 続きを読む 【100行で名著】「くだらないことだけ書いた」文学 マンボウが行く変てこ青春航海記 北杜夫『どくとるマンボウ航海記』 2023年05月31日 100行で名著文化文学連載 【100行で名著】「ふり」はいつしか本当に? でこぼこステップファミリー 宮部みゆき『ステップファザー・ステップ』 2023年04月24日 100行で名著 【100行で名著】奇跡と軌跡「寄り添う人」としてのイエス像 遠藤周作『死海のほとり』 2023年04月11日 100行で名著 【100行で名著】 償いにみるフィクションの可能性 イアン・マキューアン『贖罪』 2023年01月17日 100行で名著 【100行で名著】同性愛者絶滅政策に抗う「王子」 中山可穂『愛の国』 2022年12月09日 100行で名著 【100行で名著】三島文学の幻想的で知的な世界観 『豊饒の海(二)奔馬』三島由紀夫 2022年04月17日 100行で名著 【100行で名著】三島文学の幻想的で知的な世界観 『豊饒の海(一)春の雪』三島由紀夫 2022年03月23日 100行で名著文化本 【100行で名著】「推し活」を知っていますか。 『推し、燃ゆ』 宇佐見りん 2022年02月14日 100行で名著 【100行で名著】なぜわれわれは、『論語』を読まねばならないのか──『論語』 金谷治訳注 2021年11月05日 100行で名著哲学本 石戸諭『ニュースの未来』 気鋭のライターがメディアを論じる……だけではない 【100行で名著】 2021年09月12日 100行で名著