COLUMN 2018年3月16日

【受験生応援2018】東大に実家から通えるのはどこまで?

 東大に合格したらキャンパスの近くに下宿しようと考えている人は多い。その一方で1時間以上かけて通学することになる人も一定数いるだろう。今回は、東大に遠くから通っている、もしくは通っていた経験のある東大生に通学時間の使い方や長距離通学の利点・欠点を聞き、下宿する場合と比較しつつ東大に通える範囲がどこまでなのか掘り下げる。特に実家から通学するか下宿するか迷っている人はぜひこの記事を参考にしてほしい。

 

Aさん(工・3年)の場合 実家から長距離通学

自宅:神奈川県鎌倉市

大学までの所要時間:駒場まで約90分、本郷まで約100分

 

 実家通いよりお金がかかる上、炊事洗濯が面倒だったので下宿は選びませんでした。都会が好きでないという理由もあります。

 通学時間は、電車で座れた場合には本を読む、レポートを書くといったことができますが、座れない場合には音楽を聴くかスマホを見ることしかできません。時間帯によっては1時間電車の中でずっと立っていることになり、体力的につらいです。長距離通学で不便に思うのは、移動時間をなかなか有効活用できないことです。サークルの集まりなどに気軽に行こうと思えなくなるという短所もあります。

 正直自分も1人暮らしにすれば良かったと思うことはありますが、定期券の区間が長いためいろいろと寄り道ができたり、通学時間自体を気分転換の時間にできたりと、案外良い点もあります。実家からの通学か1人暮らしかで迷う人は、まず実家から通ってみて、自身のライフスタイルを踏まえて1人暮らしにするかどうか考えることにしても良いと思います。

 

Bさん(工学系・修士1年)の場合 3年次まで高尾の実家から通学

自宅:東京都八王子市(学部3年次まで)

大学までの所要時間:駒場まで約90分、本郷まで約100分

 

 学部3年まで高尾の実家から通っていました。4年に進級し研究室に配属されたのを機に下宿を始めました。最初から下宿を選ばなかったのは、やはり下宿するとより多くの費用がかかるからです。

 高尾駅は電車の始発駅なので行きの電車は座って本を読んでいました。もちろん必要な時期は勉強もしました。帰りは混んでいて座れないので音楽を聴いていたように思います。

 サークル活動などで帰宅が遅くなる日が多かったので、翌日に1限がある日はつらかったですね。3年の時に1限の開始が午前9時から午前8時半に変更され、毎日1限が入っていた時期は特に大変でした。この時は午前6時すぎに家を出ていたと思います。

 また、遠方から通うと電車の遅延の影響を受けやすいのも事実です。台風や大雪などの荒天の場合には、授業を行うかどうかを大学が判断しますが、その際、遠方から通っている学生がいることが考慮されていないように感じられ残念でした。

 

Cさん(理Ⅱ・1年)の場合 茨城から通学するも下宿へ切り替え

自宅:茨城県守谷市(1年Sセメスター終了まで)

大学までの所要時間:駒場まで約120分

 

 1年のSセメスター(前期)は茨城県の南部から駒場まで通っていました。電車内で過ごす時間が長かったため、混み合った車内で頑張って単語帳や参考書を開いていましたね。ところが、通学時間が長いことが苦痛になってしまった上、電車内での時間を有効に使おうにも混雑が激しくうまくいかなかったので、Aセメスター(後期)から駒場キャンパスの近くで下宿することにしました。

 長距離通学と下宿を両方とも経験してみて、それぞれ短所があると分かりました。長距離通学は何と言っても朝早く起きるのが大変です。1限に出席する時は6時半に出発していました。さらに、都内住みの人より終電が早いため2次会などに参加できず疎外感を覚えたこともあります。アルバイトも時間的な制約から、やってみたかったもののできませんでした。

 下宿の短所としては掃除や洗濯、皿洗いなどが面倒だという点があります。お風呂も浴槽にゆっくりつかりたいと思うことがありました。

 東京の通勤ラッシュは人によっては非常に苦痛です。都内での1人暮らしをお勧めしますが、実家からも通えなくはない人は3月中に急いで家を探すということをせず、入学後に1人暮らしを検討してみるのも良いと思います。

 

Dさん(工学系・修士1年)の場合 日野で下宿、後に都内へ引っ越し       

自宅:東京都日野市(学部4年次まで)

大学までの所要時間:駒場まで約65分、本郷まで約80分

 

 親戚が日野市で築50年のアパートを貸していて、家賃が実質無料で済むのでそこから通うことにしました。キャンパスの近くで下宿しなかったのは、都会に住むのが嫌いだからです。もちろん家賃が高いというのもありますね。ただ、自宅が遠いことで、友達を家に呼びにくい、交通費が高くなるといった不便もありました。

 通学時間は主にツイッター、インターネットニュース、株価の確認をしていました。以前は1限の開始が9時でしたが、そのときでも午前7時半には家を出ていたと思います。

 

Eさん(工・3年)の場合 実家から通えなくはないが一人暮らし

自宅:栃木県小山市

大学までの所要時間:駒場・本郷ともに約90分

 

 栃木県の実家から通えなくはないですが、1人暮らしが社会勉強になるはずだという親の勧めもあり、前期教養課程の頃は三鷹寮から通学していました。

 1人暮らしをすると、朝とても早く家を出る、あるいは帰りが深夜になるといったことがあっても誰からもとがめられないので、生活の自由度は高いと思います。

 不便なところは部屋が狭い点です。これは三鷹寮に限らず1人暮らし用の部屋一般に言えます。家事についても段取りが分かるまではかなり苦労しました。また、試験の時や風邪をひいたときなどは家事まで手が回りません。それから、隣人とのトラブルが多いことも短所です。

 1人暮らしは自由度が高くいろいろなことができます。その一方で大学に行かなくなった、留年したといった話も聞くので、誰も注意してくれないという点である程度の危険は伴います。リスク管理さえしっかりできればとても楽しいので、勇気を持って1人暮らしを選ぶのも良いと思います。

 このように東大まで1時間半〜2時間かけて通学する人がいる一方、キャンパスの近くに下宿する人もいる。長距離通学は時間的制約が大きい、電車の混雑・遅延の影響を受けやすいといった声が聞かれるが、下宿にも金銭的負担が大きい、家事を自分でしなければならないなどという短所がある。各自のライフスタイルに合わせて実家通い、下宿を選択できるのが理想的だろう。

 

 

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