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2022年3月10日

東大教養学部 4月から対面授業再開 歓迎の一方で「つらい」という声も

 教養学部は3月8日、東京大学新聞社の取材に対し、4月の授業開始3週目から原則として対面授業を実施する予定だと回答した。昨年12月に、2022年度Sセメスターは一部オンラインでの授業を継続しつつ対面授業を基本とした授業体制にすると発表しており、その後の新型コロナウイルスの感染再拡大を経ても方針に大きな変更が生じなかったとみられる。総合科目や基礎科目などの科目区分によらず、全面的な対面授業を実施する予定だ。

 

 昨年11月に感染防止対策の一部緩和に係る通知が大学本部より発出されたことを受けた対応で、学生の最適な学習機会、コミュニティー構築や学生のメンタルヘルスに鑑み、授業を原則対面で実施することが望ましいと決定した。一方で、教員の基礎疾患などの個別の事情がある場合や、教養学部の審査によりオンラインの方が教 的効果や効率が高いと判断された授業は、オンラインで実施することもある。

 

 22年度Sセメスターでは学生の「感染不安」によるオンライン受講申請を受け付けないという方針に転換。新型コロナウイルスの感染収束の見通しが立たない中このような決断に至ったのは、オンラインの併用はできる限り少なくするべきだと判断したため。対面とオンラインを併用して授業に組み込む際の教職員への負担や、オンライン同時中継授業を対面で受講する学生の負担などを考慮した。

 

 1年生からは「オンラインだと友達を作るのが大変。対面授業にしてほしいと思い続けていた。ただ、オンライン授業中心の学校生活に慣れた身にとって対面授業中心の生活への急な転換はつらい」(文Ⅰ)、「1時間目から学校に行くのは大変」(理Ⅰ)という声が得られた。

 

 学期初めのキャンパス内の混雑を避けるため、それぞれの授業で最初の2回目までは、一部の科目を除きオンラインで授業を行う予定。教室内の換気や消毒液の設置など、キャンパス内での感染対策は引き続き行われる。

 

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【記事修正】2022年3月19日22:00 誤字を修正しました。

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