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2016年12月11日

総合図書館の利用制限、反対する学生有志が文科省で会見 「段階的工事を」

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 総合図書館が2017年度中ほぼ利用が困難になる件について、学生有志「閉館に反対する学生の会」は1日に文部科学省で記者会見を行い、「段階的な改修耐震工事への変更・代替措置実施を要求する」という同会の目標などを訴えた。今後の活動について、楊椋・元共同代表は「(署名活動など)現在の活動を継続するとともに、大学側と交渉していく」と述べた。

 

 同会は、図書館の閉館に関する11月18日のツイッターの投稿から1日時点までの経緯(表)を記者団へ説明。楊元共同代表は一連の東大側の反応を振り返って「学生や教員の意向が全く反映されていない決定で、とても残念」と指摘した。

 

 質疑応答で楊元共同代表は、「大学側がどのように対応すれば満足できるか」という質問に「工期を段階的にするのが第一だ」と回答。「代替措置が有効ならば学生に不利益はないのでは」との質問には、「工期変更とともに有効な代替措置も要求しているが、今から閉館までの約4カ月の間に勉強・閲覧スペースや書籍の問題を解決するのはかなり困難だと思う。大学に代替措置を提案をしたいが、我々では現実的な対策を考えられない」と答えた。

 

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