インタビュー

2014年5月10日

なぜ東大水泳部主将は「先回り思考」を重視するのか。

今回のインタビューでは、東大水泳部主将であり「全国国公立選手権」優勝、「関東学生選手権」優勝、「日本選手権」15位と輝かしい実績を持つ、岡崎さんにお話を伺いました。日々厳しい体育会の練習に励む岡崎さん。どうして瀧本ゼミという選択をしたのでしょうか。また、ゼミで1年間を過ごしどのような心境の変化があったのでしょうか…。

こちらの記事は、瀧本ゼミ。ゼミ生インタビューさんからの転載です。

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Q1 水泳に打ち込んできた時期が長かったと思いますが、どうして瀧本ゼミに興味をもったのですか?
 端的に言えば、知的世界に再び戻りたいと思ったからです。大学に入ってから最初の2年間にかけてはほぼ部活しかやってきませんでした。そしたら、その2年間に学生団体なり勉強なりに力を入れていた周りの人がずいぶんと知的成長を遂げていることに気付いたんです。それと同時に、自分の頭がだいぶ錆び付いてきていたことにも気付きました。それで、ちょっと焦りました。身体だけでなく頭脳も鍛えなくては、と。そんな時に友人から瀧本ゼミの存在を知り、ここは良い思考トレーニングの場になると思い、興味を持ちました。
Q2 瀧本ゼミでどんな事を学べましたか?
 世の中の見方は変わったと思います。瀧本ゼミは意思決定の方法論を学ぶゼミですが、なぜ意思決定に重きを置くのかというと、それは将来・未来に対して強い関心を持っているからだと思います。だから、このゼミに興味を持って集まった人は、自分の将来はもちろんのこと、この社会全体の未来像を見極め、その潮流に先回りしてやろうという意識を比較的強くもっているように思います。そうした未来志向、将来志向の人たちと普段から接しているうちに、自分もそのような価値観に染まっていったと思います。もちろんゼミの活動を通じて、株式活動の枠組みを超えた汎用的な将来予測力もつきましたね。
 将来志向が強くなると、社会に対する関心も強くなりました。部活だけに向き合っていた時期に比べ、「世の中にはこんな人がいるのか」「世の中にはこんな動きがあるのか」と気付かされる機会が圧倒的に増えました。そうすると、自分の将来観もだいぶ変わってきます。結局僕は自分の適性ややりたいことなどを踏まえて卒業後はコンサルティング業界に進むことに決めたのですが、おそらく部活の中の世界しか知らなかったらこうした業界を志望することはなかったでしょう。実際に僕も2年生までは、先輩の就活を見て、なんとなく商社や銀行に行くのかなぁなんて思っていました。別にどの業界が良いか悪いかといった話ではなく、自分に与えられている選択肢を把握し、自分のこと、社会のことをしっかりと考慮したうえで進路を決められたのは比較的幸せなことだったという話です。

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(練習に励む、岡崎さん)

Q3 活動の両立は大変ではないですか?

 時間的な両立は十分可能です。瀧本ゼミは銘柄発表前など特定の時期に一気に忙しくなるものの、慢性的に時間をとられるような環境ではないからです。例えるならテスト期間の忙しさのようなものです。

 どちらかというと何かと両立する人は精神面でのタフさが求められていると思います。僕の場合はやはり部活との両立となりますが、部活も瀧本ゼミも中途半端な意気込みで臨んで結果を出せるわけではありません。部活を全力でやって、瀧本ゼミの発表準備を精力的に行って、また翌日の部活の準備をして、授業で課題が出たらそれもやって…となると、体力よりも先に精神的に追い込まれてくることはたしかにありました。まぁそういった面でも成長できるということですかね(笑)

Q4 一言お願いします!

 僕は瀧本ゼミに入って本当に良かったと思っています。間違いなく思考力や分析力は鍛えられましたし、そうして鍛えられた能力は実は部活の方にも良い影響をもたらしています(スポーツの世界でも思考力は武器になります)。なにより、優秀で向上心旺盛なゼミ生と知り合えたことはとても幸運でした。進路も瀧本ゼミに入ってなければ違ったものになっていたはずですし、まさに瀧本ゼミは僕にとって人生の転機だったと(まだ入って1年ですが)思っています。

 これからもより多くの優秀な方に瀧本ゼミに入ってほしいと思っています。特に、僕みたいに今までずっと別のことをやってきたけど、違う世界にも飛び込んでみたいという方にはすごくお勧めです。きっと価値観が一変するでしょう。

【過去記事のご紹介】
■「理系女子に聞く! 瀧本ゼミの魅力とは?」はこちらから
■「OVAL元副代表に聞く! 瀧本ゼミの魅力とは?」はこちらから
■「医学部生の『枠』を超えて」はこちらから
■「大学1年時、瀧本ゼミで学んだこと」はこちらから
■「瀧本ゼミ活動詳細」はこちらから

【瀧本ゼミ新歓情報】
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