LATEST NEWS 2016年11月17日

交付金削減に警鐘 理学部長会議「基礎研究が萎縮する」

 東大含む34国立大学で構成される理学部長会議は10月31日、国立大学への運営費交付金の削減と、それに伴う教員の削減に警鐘を鳴らす声明を発表した。声明では有用性が認められる研究ばかりを推進することで、未知のものを探究する基礎研究が萎縮していると指摘。「未来への投資」として基礎科学研究の推進と運営費交付金・教員ポストの確保を訴えた。

 

 声明は昨年ノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章教授(宇宙線研究所)、今年10月にノーベル生理学・医学賞の受賞が決まった大隅良典栄誉教授(東京工業大学)の研究を「基礎科学研究の成果」と評価。一方で、国からの運営費交付金が毎年1%ずつ削減されていることが基礎研究の体力を奪っていると非難した。「このままでは、10年後、20年後に日本からノーベル賞が出なくなる」と懸念を示した。

 

 交付金削減や科学技術に関する政府の基本計画を受け、大幅な教員削減が提案されているなど研究現場の窮乏を指摘。教員の削減は大学の知の継承、若手研究者の育成に深刻な影響を与えると警鐘を鳴らした。

 


この記事は、2016年11月15日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

2781_11_15pop622

インタビュー:布村幸彦さん(東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会常務理事・副事務総長)
ニュース:交付金削減に警鐘 理学部長会議が声明 「基礎研究が萎縮する」
ニュース:論文不正疑惑で本調査 2件目へ、150日以内に判断
ニュース:昇格戦へ進出決定 アメフト 延長の末専修大破る
企画:駒場祭、ここを見ずには帰れない 編集部厳選、10の企画
企画:東大ガールズハッカソン 第1弾・アイデアソン開催
企画:ミス&ミスター 栄冠は誰の手に? 10人の候補者を徹底解剖
企画:駒場の外でも「めしあがれ。」
駒場Ⅰキャンパスマップ

※新聞の購読については、こちらのページへどうぞ。

同じ記者の記事

関連記事

合わせて読みたい

2017年12月30日

【東大の2017年⑥】分生研5論文で不正を認定 捏造・改ざんの常態化に指摘

INTERVIEW / FEATURE 2016年05月18日

人はどのように選ばれる?…行動心理学アイエンガー教授から就活生へのアドバイス

NEWS 2017年09月21日

THE世界大学ランキング 東大は過去最低の46位に

INTERVIEW / PROFESSOR 2014年08月06日

「ゲーム研究」とは何か? ゲーム研究者馬場章教授インタビュー

NEWS 2018年03月06日

THEアジア大学ランキング 東大は過去最低の8位 研究、教育で評価落とす

TOPに戻る