スポーツニュース

2019年10月16日

硬式野球 立大に連敗 打線は四回以降無安打

 硬式野球部(東京六大学野球)は10月15日、立教大学と2回戦を戦い、0-6で敗れ連敗となり、今季最下位が確定した。東大は先発の坂口友洋投手(文・4年)が立大打線に初回から捕まり4失点。打線は相手投手陣を打ち崩せず、四回以降は無安打だった。東大は10月26日からの第2試合で、法政大学との1回戦に臨む。

 

東大|000000000|0

立大|40001100X|6

勝:手塚(立大) 負:坂口(東大)

 

三回、笠原健吾選手(文・3年)は2死三塁の好機で見逃し三振に倒れる(撮影・中野快紀)

 

 東大先発の坂口投手は初回、先頭打者にいきなり左翼越え本塁打を打たれ先制点を与える。試合後浜田一志監督が「調子自体は悪くなかったが、立大打線に研究され落ちる球に軽く合わされていた」と振り返った通り、坂口投手はその後も立大打線を止められない。2本の安打に失策も絡んで無死二三塁とすると、相手4番打者に右前へはじき返され2点を失う。さらに右翼手が打球を後逸する間に三塁まで進塁されると、続く打者の犠飛でこの回4失点目。坂口投手は後続打者を抑えるが、二回以降小林大雅投手(経・4年)にマウンドを譲る。

 

坂口投手は初回に4失点し降板(撮影・中野快紀)

 

 連投となった小林投手だが、二回以降走者を背負いながらも好投。しかし打線は1回戦同様早いカウントから打って凡退する場面が目立ち、立大投手陣を打ち崩せない。二回には1死から久しぶりのスタメン出場となった武隈光希選手(文・3年)が中前打で出塁するが、後続打者は相手先発の変化球にタイミングを外され2者連続の空振り三振。三回は先頭の新堀千隼選手(農・3年)が思い切り引っ張って左翼線に二塁打を放ち、次打者の小林投手が送って1死三塁とするが、またしても後続打者が2者連続で三振に倒れ、無得点に終わる。

 

 四回以降の打線は立大投手陣から1本も安打を放てず、六回までに相手先発から11個の三振を奪われる。投手が代わった七回以降も好機をつくれず、結局完封負けで試合終了。打線は1回戦と合わせて18回で1得点と貧打にあえぎ、2回以降二つの犠飛による2失点に抑えた小林投手の力投に応えられなかった。

 

7回2失点と好投した小林投手(撮影・中井健太)

 

◇浜田監督の話

 

──打線は四回以降無安打

 東大の打者は直球と変化球1種類であれば追い込まれてもある程度対応できるが、相手先発は140キロ台中盤の直球に加えて130キロ台のフォーク、120キロ台のチェンジアップの2種類の球速差がある落ちる球を組み合わせて投球していたため、うまくタイミングを外されてしまった。

 

──最終節となる法大戦に向けての意気込みを

 とにかく(4年間未勝利のまま最終節を迎えるエースの)小林(大雅投手)、小林ですよ。

 

 

(湯澤周平)

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