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2024年3月2日

東大など提案のカーボンステーション開発事業、東京都が採択

 東京都が都内大学の研究者から事業を募集する「東京都の大学研究者による事業提案制度」に、東大、東京都立大、東北大の研究者が提案した「DACによるカーボンステーション開発事業」が採択された。都内の二酸化炭素のを回収・活用するカーボンステーションの開発を通じ、二酸化炭素を新資源とする未来型都市社会の構築を目指す。

 

 「カーボンステーション」は、大気中の二酸化炭素を効率よく吸着・回収する「Direct Air Capture(DAC)システム」と二酸化炭素を炭素資源に変換する電解システムで構成される。二酸化炭素の活用によって、東京都独自の持続可能な社会のモデルを構築する狙い。事業期間は3年で、総事業費は3.9億円を見込む。

 

 東京都は昨年4月7日から事業を募集。有識者の審査を経て、都民による投票で決定された。「DACカーボンニュートラル開発事業」は大学研究者が提案した計33件中最多の得票数を経て採択された。

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