最新ニュース

2017年2月15日

東大、数理情報教育の拠点を全学対象に設置

 東大は1日、データサイエンスや情報技術に関する教育基盤を整備する「数理・情報教育研究センター」を設置した。数理・情報教育のカリキュラムを体系化し、全学的な教育を推進する。

 

 数理・情報教育推進の意義を、東大は「数理と情報の能力の重要性は、文系分野含むさまざまな分野で急速に広がり、これらの能力を持つ人材の育成は喫緊の課題」と説明する。設置されたセンターは4部門に分かれ、対象の学生にあった教育を実施する。

 

 「数学基礎教育部門」は数学の基礎的内容を体系化し、1~4年生を対象に一般教育を行う。「応用展開部門」などは主に大学院生に向け実践的なデータサイエンス教育を実施する。

 

 同センターは情報理工学系研究科が責任部局となり、総合文化研究科・理学系研究科・工学系研究科・数理科学研究科・情報学環が参画。他大学や産業界、東大の他研究機関と連携し、実践的な教育の普及に努める。

 

 文科省は昨年12月に数理・データサイエンス教育強化の方針を公表し、東大は拠点校の一つに選ばれていた。今回のセンターはその方針を実現したもの。

 


この記事は、2017年2月14日号からの転載です。本紙では、他にもオリジナルの記事を掲載しています。

ニュース:全科類で第1段階選抜 17年度前期入試 志願者合計は256人増
ニュース:前回比6減の71人合格 推薦入試 「高校との連携途上」
ニュース:女子学生家賃支援 提携会社で入居申込 来月11日に入居者決定
ニュース:利用範囲・人数が拡大 新学内無線LAN 4月から本格運用へ
ニュース:東大ウェブにハッキング
ニュース:女子学生家賃支援 周知不足へ指摘 「受験後押しに効果」
ニュース:東大7人は過去最多 学術振興会育志賞 研究発展へ寄与期待
ニュース:数理情報教育の拠点を全学対象に設置
ニュース:冥王星とその衛星 天体衝突で形成
企画:力を世界で生かすチャンス グローバル化って何だ? 
企画:頭がいいけど常識外れ? テレビ出演者が感じた「東大生」像の作り方 
地域の顔 本郷編:味噌煮込罠
100行で名著:『ネットメディア覇権戦争 偽ニュースはなぜ生まれたか』 藤代 裕之著/光文社新書
東大今昔物語:フられても冷静に自己分析
東大オンラインアクセスランキング:2017年1月
キャンパスガール:木下清佳さん(理Ⅱ・2年)

※新聞の購読については、こちらのページへどうぞ。

タグから記事を検索


東京大学新聞社からのお知らせ


recruit

   
           
                             
TOPに戻る