インタビュー

2016年1月26日

2014年度ミス東大 藤澤希美歌さんインタビュー 私の受験体験談

二次試験本番まで30日となった。受験生の皆さんはいかがお過ごしだろうか。

今日から二次試験二日目の2月26日まで、東大生が受験生に伝えたい情報を集めて、毎日「受験生応援記事」を掲載していく。受験生のころ知っていたら良かったと思えることを掲載していくので、勉強の息抜きや、モチベーションの維持のために、気楽に読んでもらえたら嬉しい。

今回は、2014年度のミス東大グランプリに輝いた藤澤希美歌さんの受験体験記を再掲する。

 


 

 

今日の合格体験記は、東大美女図鑑に所属し、2014年度ミス東大グランプリにも輝いた、藤澤希美歌さん(19:当時)です!

藤澤さんロゴ

――いつ頃から東大受験を意識し始めたのですか?

高1の時の最初のテストが終わった頃ですね。そのテストが結構良かったんです。福岡県立修猷館高校というところにいたんですが、そこで成績上位の人は東大に行っていたので、「これなら私も行けるかも」と思うようになりました。

 

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――本格的に受験勉強を始めたのはいつ頃ですか?

そうはいっても家ではあまり勉強せず、学校の授業をちゃんと受けるように気をつけたくらいでした。予備校に通い始めたのは高3からです。

――何をモチベーションに、勉強していましたか?

高2と高3の担任の先生が、結構はっきり物を言う人だったんですけれど、三者面談で「もう現役では無理ですかね」って言われたことがあります(笑)。逆にそれで「頑張ってやる!」と思いました。

 

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私がいた高校って、高3の9月の運動会が終わってから、本格的に受験勉強に切り替える人が多いんですね。その高3の運動会で、高1の時にやっていたチアをもう一度やることにしたんです。友人に誘われたこともあって、悩んだ挙句決めました。

そうしたら、三者面談で「藤澤は踊ってばかりいる」って言われちゃいましたね。すごく良い先生でお世話になったんですが、そう言われちゃったからには、「絶対受かってやるわ!」ってやる気が出ました。

 

――秋以降は、1日にどれくらい勉強していましたか?

学校が朝6時10分から開いていたので、それくらいから自習室に行って勉強していました。夕方以降は、塾の自習室に行って、夜10時くらいまで勉強していました。

逆に家ではあまり勉強できなかったので、帰ったらお風呂に入って寝るだけの生活でした。

 

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――得意な教科は何でしたか?

英語は好きでした。東大に受かったら、TLP(トライリンガル・プログラム)に入って、英語と中国語を中心に、語学を頑張りたいと思っていたくらいなので。

――ちなみに2次試験の英語はどれくらい取れましたか?

確か、106点でした。

――すごいですね!東大以外で、他に受験した大学はありますか?

センター利用で、早稲田の法学部に受かりました。

ただ、家族に兄弟もたくさんいたので、第一志望は国立の東大で変わりませんでした。

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――地方出身という部分で、困ったことはありましたか?

試験前日、福岡から出てきて青山のホテルに泊まったんですね。クラスで東大を受験する人が多かったので、担任の先生が引率してくれて、今考えるとかなり良いホテルに泊まりました。

ホテルということもあって、夜は若干浮かれていました(笑)。

――試験当日は緊張しましたか?

緊張はしましたが、緊張で実力が出せないのが嫌だったので、自分を信じてやるだけやろうと決めていました。

――本番当日のエピソードを教えて下さい。

2次試験の初日の数学で、隣の席に座っていた女の子がずっと寝てたんですね。だから、「この子、諦めちゃったのかな」と感じました。

あとは翌日の世界史で、解答欄を回収する時に、斜め前の人が大論述の解答欄を大きくはみ出して書いているのを見ちゃったんです。そういう解答って、採点してもらえないって聞いていました。

文三って倍率がだいたい3倍じゃないですか。だから「この3人の中だったら、私、いけるじゃん!」って思ったりしていました(笑)。

――その後、晴れて現役合格で東大に入学しますが、ちなみにこの写真を覚えていますか?

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覚えてますよ!合格発表の時の写真ですよね。

東大新聞のツイートを高校の先輩がリツイートしたら、高校の友人がたくさん見てくれたようで、びっくりしました。

――東大入学後、思っていたイメージと違った部分はありましたか?

東大に入ってから、突然「女子扱い」されるようになった気がします。高校の時は男女共学だったので、それほど特別扱いされませんでした。

あと、クラスは女子6人の特別クラスで、そこも高校とは違うところでした。

――サークルは何に入っていますか?

新体操がやりたかったので、まず体操部に入りました。

その後、五月祭の時に「東大美女図鑑」の方に勧誘を受けました。入っている人に聞いたら楽しいと言うので、入ることにしました。実際に、駒場祭はすごく楽しかったです。

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――これから進振りがあると思いますが、どのあたりを考えていますか?

かなり悩んでいます。あまり点数がよくないので…。

文学部だと、社会学はちょっと興味ありますね。

――進振りもまだ決まっていませんが、卒業後の道はどういったところ考えていますか?

それも、かなり悩んでいます。

最近は、芸能事務所のお話も受けていますが、話すのがそれほど得意じゃないので、テレビに出たりするのは大変だなあと思っています。写真を撮ってもらうのは楽しいんですが、それだけを仕事にするのも大変だと思いますし。

東大に入って、東大美女図鑑に入って、そしてミス東大をいただいていなかったら、こんなことになっていなかったはずなので、本当にありがたい限りです。ただ、本当に悩ましいです(笑)。

――最後に、東大受験生へのメッセージをお願いします。

直前期の今は、「自分受かるっしょ!」という自信を持つのが大事だと思います。

確かに、直前までは「自分はここができて、ここができてない」っていう謙虚さが必要です。でも、この時期になったら、自分が今までやってきたことを信じて、「とにかく、絶対受かるんだ!」という気持ちを持った方が、良い結果が出る気がします。

あと少しの間、頑張ってください!

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(取材・文:荒川拓、沢津橋紀洋)

 


 

この記事は2015年2月23日の記事の再掲です。

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